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不飽和脂肪酸による循環系疾患およびガンの抑制機構

研究課題

研究課題/領域番号 04265210
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関大分医科大学

研究代表者

竹下 正純  大分医科大学, 医学部, 教授 (50019551)

研究分担者 吉田 敏  大分医科大学, 医学部, 助教授 (50158440)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1992年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード不飽和脂肪酸 / ANOXIA / モノエン脂肪酸 / ホスホリパーゼA_2 / 高血圧自然発症ラット / 実験的肺高血圧症 / 脂肪酸縮合酵素 / DIMETHYLHYDRADINE
研究概要

1.高血圧自然発症ラット(SHR)血管のホスホリパーゼAzのanoxiaによる活性化を測定した。SHRの大動脈ではミトコンドリア分画でanoxiaにより1.8倍のホスホリパーゼAz活性化を認めた。WKYではSHRとの間に明確な差は認められなかった。今後血管からホスホリパーゼAzを精製して不飽和脂肪酸による反応阻害を調べ、活性化される分子種と同じ酵素が不飽和脂肪酸による阻害を受けるか否か検討する。
2.モノクロタリンによるラットの実験的肺高血圧症における肺動脈壁細胞膜の流動性をFT-IRで測定した。モノクロタリン(60mg/Kg体重)皮下注射4週間後に赤外吸収の有意な変位を認めた。肺高血圧はモノクロタリン注射後4週で起こるので、細胞膜流動性の増加はこれを反映しているものと考えられる。モノエン脂肪酸によりこれらの現象がどのように変動するか追及する予定である。
3.血管壁細胞においてバルミトレイン酸(POA)およびエイコセン酸(20:1)による抑制が著しい。今回のこの調節が脂肪酸縮合酵素の段階で起きていることを明らかにした。POAによる制抑は血管壁細胞膜のanoxiaによる変化の回復およびSHRSPの延命効果と関連して興味がある。20:1についても検討を行いたい。
4)L.A.Cohenらは1986年にN-nitrosoureaによるラットの乳ガンの発生率がn-6系脂肪酸に富むベニバナ油に比し、オレイン酸に富むオリーブ油食の方が有意に少ないことを報告した。しかしオリーブ油にはオレイン酸以外にスクワレンなどベニバナ油に含まれていない幾つかの成分が含まれている本研究ではオリーブ油に変えて高オレイン酸ベニバナ油を用い、DimethylhydrazineによるICRマウスの大腸ガンについて実験を開始した。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Takesita Masazumi: "Analysis of factors in hypertension : Change of membrane fluidity in the arteries of spontaneously hypertensive and monoclotaline-induced rats" Clinical and Experimental Parmacology and Physillogy. 19. 33-35 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] Satoshi Yoshida: "Change of conformatioal disorder in membrane lipids in the prlmonary artery of monoclotaline-injected rats detected in situ by Fourier transform infrared spestroscopy" Vibratioal Spectroscopy. 3. 271-276 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 吉田 敏: "脳ミクロームの多不飽和脂肪酸伸長の調節における酵素間相互作用の役割" 生化学. 64. 741 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 吉田 敏: "FTIRによる人の口腔粘膜脂質のin vitro測定と血中脂質との相関" 生化学. 64. 942 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2019-02-28  

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