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短期シナプス可塑性の細胞内機序の解析

研究課題

研究課題/領域番号 04267211
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関京都大学

研究代表者

八尾 寛  京都大学, 医学部, 助手 (00144353)

研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1992年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードシナプス可塑性 / 神経終末 / アデノシン受容体 / 細胞内カルシウム / カルシウムチャネル / W-コノトキシン / シナプス前抑制 / Fura-2
研究概要

実験材料として,孵化14日の鶏胚毛様神経節の摘出標本を用いた。1.シナプス前終末の細胞内カルシウムの測定
毛様体神経節の節前線維の動眼神経の断端に,カルシウム感受性蛍光色素のFura-dextranを投与した。Fura-dextranは軸索輸送によりシナプす前終末に運ばれ、是を標識する。1-3個のシナプス前終末から340mmと380mmの2波長蛍光測光法により、細胞内カルシウム濃度を測定した。動眼神経の電気刺激に応答して、シナプス前終末のカルシウムの増加が認められた。細胞外のカルシウムを除去するかカドミウムを投与することにより、カルシウム増加が消失することから。活動電位依存性のカルシウム変動は、シナプス前終末が績分極することにより、電位依存性のカルシウムチャネルが活性化されることよるカルシウムの終末内への流入によりひき起こされることがわかった。
2.シナプス前終末カルシウム流入のアデノシンによる抑制
活動電位依存性のカルシウム上昇は、10-100mmのアデノシンにより可逆的に抑制された。この抑制の程度は20-30個であるが、アデノシンのシナプス伝達抑制作用の殆んどは、このカルシウム上昇の抑制により説明された。アデノシンの作用は、アデノシンA1受容体の特異的阻害菜の8-cyclopenty ltheojhyline(CPT)/mmあるいは、8-phenyltheophylline(8-PT)10mmにより抵抗されたことから、アデノシンA1受容体を介した作用であると説明された。
3.W-コノトキシン感受性カルシウムの抑制
N型カルシウムチャネルの特異的阻害素のW-コノトキシンにより、活動電位依存性カルシウム上昇の約80%が抑制された。しかし、W-コノトキシン抵抗性のカルシウム上昇は、アデノシンによる抑制を受けなかった。N型カルシウムチャネルがアデノシンにより特異的に抑制される。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 八尾 寛: "Re-evaluation of Calcim current in pre-and postsynaphic neuronos of the chick Ciliary ganglion" Jiurral of Physiologg(London). 460. 153-172 (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 八尾 寛: "An inproved method for perorated palch recordings Using nyetafin fluooseen Mixfure" Japanese Jiurnal Physiolsgy.

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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