研究課題/領域番号 |
04268210
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
高橋 和郎 鳥取大学, 医学部, 教授 (10031965)
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研究分担者 |
浦上 克哉 鳥取大学, 医学部附部病院, 助手 (30213507)
佐藤 建三 鳥取大学, 医学部, 助教授 (40113196)
遠藤 英也 鳥取大学, 医学部, 教授 (40037320)
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研究期間 (年度) |
1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1992年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | Amyloid precursov pvotein / Dementia of the Algheimes Type / Skin fibroblast |
研究概要 |
アルツハイマー型痴呆(DAT)脳におけるアミロイド形成には、アミロイドB蛋白前駆体(APP)の異常、特にプロテアーゼ阻害領域が挿入されたアミロイドB蛋白前駆体(APPI)の関与が示唆されている。Selkoeらのグループよる1989年に、脳以外の組織(皮膚、小腸、ほか)ほのB蛋白の沈着が報告され、DATは全身性痴患として考えられてきている。そこで我々は、DAT患者皮膚線維芽細胞を用いてAPPI異常をmRNAレベルで検討した。 [対象及び方法]DAT12例、脳血管性痴呆(MID)4例、対照群(非痴呆性神経疾患)7例を対象とした。皮膚線維芽細胞は患者本人及び家族の同意を得た後、上腕皮膚より採取し培養した。RNA抽出は、グアニジンチオシアン酸法で行った。次に、Goldeらの方法に従って、まず逆転写酵素で処理した後、Polymerase chain reaction(PCR)法で増幅した。APP遺伝子のexon 6とexon 9の塩基配列をもとに2種のプライマーを作成し、一方の32Pで標識した。PCRの後、ポリアクリルアミドゲル電気泳動、オートラジオグラフィーを行い、APP695,APP751,APP770の各分画をdensitometerで測定し、相対発現比を3群間で検討した。 [結果]APP695に対するAPP751,APP770mRNAの発現比(APP751/APP695,APP770/APP695)は、共にDAT群でMID群や対照群と比較して有意に増加しいた。 [今後の予定]今回の検討で、皮膚線維芽細胞におけるAPPI mRNAの増加はDAT剖検脳での結果とよく一致することを確認し、また皮膚へのB蛋白の沈着は局所産生説を支持するもとの考えられた。今後は、(1)他の痴呆をきたする疾患を対象に加え、DATの診断マーカーとなり得るか?(2)ダウン症侯群を対象とし、APP遺伝子のスプライシング異常がいつの時期より出現するものか?の問題点を検討する予定である。
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