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クロモソームウォーキングによる高等植物の葉緑体脂肪酸不飽和化酵素遺伝子の単離

研究課題

研究課題/領域番号 04273212
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関九州大学

研究代表者

射場 厚  九州大学, 理学部, 助教授 (10192501)

研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1992年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
キーワードシロイヌナズナ / 脂肪酸不飽和化酵素 / 葉緑体 / 制限酵素切断断片長多型地図 / 人工酵母染色体 / クロモソームウォーキング / 遺伝子クローニング
研究概要

平成4年度の研究目標は、制限酵素切断断片長多型(RFLP)マッピングと人工酵母染色体(YAC)ライブラリーを用いたクロモソームウォーキングの新しい手法により、葉緑体脂肪酸16:2、18:2不飽和化酵素遺伝子のクローニングを行なうことである。
シロイヌナズナのfadD遺伝子座は脂肪酸16:2、18:2不飽和化酵素遺伝子に対応すると考えられている。クロモソームウォーキングを行なうため、fadD遺伝子座近傍の詳細なRFLP地図を地図を作製し、近接するRFLPマーカーからの距離を決定した。次に、それらRFLPマーカーを出発点に、YACを用いたクロモソームウォーキングを行ない、fadD遺伝子座領域をYACクローンによってカバーした。そして、得られたYACクローンをTiプラスミドベクターを用いてサブクローニングし、アグロバクテリウムによる形質伝換系を用いて、fadD突然変異に対する相補性の検定を行なった。葉緑体膜脂質の脂肪酸レベルの変化を指標にして目的とする遺伝子のクローンを単離した。決定されたDNA塩基配列から推定されたアミノ酸一次構造は、和田らによってラン藻から単離されたdesA遺伝子がコードするw-6脂肪酸不飽和化酵素とおよそ30%の相同性を示し、その中には、12アミノ酸残基中10残基が一致する高い相同領域が見出された。この領域は、高等植物とバクテリアの脂肪酸多不飽和化酵素の共通した反応機構に関与していると推定された。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] K.Iba: "Researh in Photosynthesis" Kluwer(Dordrecht), (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] K.Iba: "Current Topics in Plant Physiology Series" ASPP, (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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