研究課題/領域番号 |
04299116
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
山下 広順 名古屋大学, 理学部, 教授 (80022622)
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研究分担者 |
難波 義治 中部大学, 工学部, 教授 (40029129)
佐藤 繁 東北大学, 理学部, 教授 (10005796)
青木 貞雄 筑波大学, 物理工学系, 助教授 (50016804)
松下 正 高エネルギー物理学研究所, 教授 (40092332)
山本 正樹 東北大学, 科学計測研究所, 助教授 (00137887)
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研究期間 (年度) |
1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1992年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | X線結像光学 / 軟X線光学の基礎 / 結晶X線光学 / X線顕微鏡 / X線望遠鏡 / X線結像光学系評価法 / 鏡面加工と評価 / 薄膜形成技術 |
研究概要 |
X線結像光学の基礎研究面で人的・物的集中化と組織的な研究の発展を図るため、軟X線光学の基礎、結晶X線光学、X線顕微鏡光学、X線望遠鏡光学、X線結像光学系評価法を研究課題として、平成元年度〜3年度までの3年間進めてきた重点領域研究「X線結像光学」の研究成果の取りまとめを行なった。これまでの総括班のメンバ-によって3回の打ち合せ会(総括班会議)を開催し、1)領域全体の研究の取りまとめの方策、2)研究成果の評価、3)シンポジウム・ワ-クショップの開催計画、4)国際研究交流、5)問題点と今後の研究方針について討議した。ワ-クショップとしてこれまであまり取り上げられなかった「X線光学系の設計と評価」を3月5に〜6日に、研究成果の発表と今後の展望についての公開シンポジウムを3月11日〜12日にそれぞれ開催した。国際研究交流として外国の研究機関から6名の研究者を招聘し、共同研究を行なった。また、研究成果を広く海外にも発表するために国際会議で報告し、英文の論文にまとめた。3年間の領域全体の研究活動と研究成果を380ペ-ジの報告書としてまとめた。放射光科学、宇宙科学、核融合科学、X線光学、精密工学、微細加工等のX線光学関連の研究者の有機的な連携のもとに進めてきた学際的な研究である「X線結像光学」は飛躍的に発展し、成長期にはいってきた。これを基礎にし、科学の諸分野の研究を更に発展させるために次期重点領域研究として「高分解能X線計測による科学」を申請することにした。また、新しい学問分野であるため、初学者から専門家までを対象にした「X線光学の基礎と応用(仮題)」の単行本を出版する予定である。
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