研究課題/領域番号 |
04301027
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
岩崎 次男 埼玉大学, 教育学部, 教授 (10008683)
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研究分担者 |
都築 邦春 , 助教授 (60006583)
福田 弘 筑波大学, 教育学系, 助教授 (40099908)
山口 満 筑波大学, 教育学系, 教授 (20006571)
阿部 真美子 山梨県立女子短期大学, 幼児教育科, 教授 (90113307)
林 信二郎 , 教授 (30015763)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1993年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1992年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 幼児保育史 / 幼児保育制度の発展 / 保育者養成史 / 近代幼児保育史 / 保育者養成 |
研究概要 |
1、この研究の成果としては、まず、『近代幼児教育史研究』第7号(近代幼児教育史研究会発行、1993年11月)において、研究テーマ「幼児保育制度の発展と保育者養成」にかかわる年表、及び論文の公表がなされた。前者は当初の研究計画の一部であるが、イギリス、アメリカ、ドイツ、スイス、イタリア、フランス、日本等という国々における幼児保育史と保育者養成の流れとともに、比較教育史的にも展望できる資料が従来皆無に等しかっただけに、これからの研究に貢献できるものと思われる。この年表にさらに教育史や一般史等の重要の事項が加筆されたものが、下記2の(2)の『研究報告書別冊』に記載される。 2、さらに進んだ研究成果として、(1)『研究報告書』、(2)『研究報告書別冊』の作成及び公表が挙げられる。 (1)には、1で述べた国々における幼児保育制度及び幼児保育者養成の歴史にかかわる諸論文が収録されている。とりわけ保育者養成史として、これだけの国々を含めて展望できる研究成果は、これまでほとんど存在しないことから、保育史研究並びに養成史研究という歴史的研究においてのみならず、現在の養成の制度を検討する上で刺激を与えうる成果ではないかと思われる。(2)には、1で述べた年表とともに、この研究のテーマにかかわる文献一覧が掲載されている。これらは、この研究で購入された機器によって分類・整理されたものであるが、また検索できるようにもなっており、今後追加し、研究推進に役立てていく計画である。この文献一覧は、ほぼ皆無の状態である今日、他の研究者に対しても重要な資料を提供することになろう。 3、上記の成果以外にも、学会及び研究会での発表がなされている。これらの成果をさらに補完した上で一冊の書物にしたいと考えているので、今後図書刊行助成をお願いする予定である。
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