研究分担者 |
唐木田 茂明 東京大学, 教養学部, 助教授 (50117008)
山縣 宏光 東京大学, 教養学部, 教授 (50017381)
小川 浩 東京大学, 教養学部, 教授 (90029736)
池上 嘉彦 東京大学, 教養学部, 教授 (90012327)
寺澤 芳雄 東京女子大学, 現代文化学部, 教授 (20012437)
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研究概要 |
1)語彙研究Beowulf Lexicon,Chaucer Lexiconを研究の目標とするパイロット・スタディとして公刊のKey-Word Studies in Beowulf 1-3(84,87,89),Key-Word Studies in Chaucer 1-3(84,87,90),Key-Word Studies in Beowulf and Chaucer 4(92)を集大成し、さらに新たな研究を加えたKey-Word Studies in Beowulf 1994,Key-Word Studies in Chaucer 1994を本年度末に公刊。また、研究成果の一部は、特に統語論におけるそれとして岩崎著のThe Language of Layamon's Brut (93)に見ることができる。 2)拠るべきテクストの検討については、R.I.Page他のCambridge大学コーパス・コレッジParker Library写本研究班との共同研究を行った昨年度に引き続き今年度もOxford大学E.G.Stanley,Toronto大学Ian Lancaster両教授他の内外の研究者とも意見交換を行い、共同研究を進めた。本年度公刊の松本編のThe Destruction of Troy,久保内ほか編のA Variorum Edition of Beowulf : A Trial Version 2(11.371-709)はその検討作業の成果の一部である。また久保内ほか編『『ピ-タバラ年代記』の言語』(93),鈴木・向井編の野口記念論文集Arthurian and Other Studies(93)はその成果の反映である。 3)テクスト研究の厳密化を促すため、刊本・写本テクストの電子テクスト化を、Beowulf,Chaucer,The Destruction of Troyほかについて行い、Manly-Rickert版Chaucer,The Canterbury Talesについては引き続きコンコーダンスの作成作業を継続し、C以下を公刊した。入力し、厳密な校正を行った磁気テクストは中世英語テクスト・ア-カイヴ(META)として公開データベースとして広く全国共同利用に供する予定である。 4)中世英語英文学研究業績リストは、83-90年の研究業績を対象とする英語版(改訂増補版)A Bibliography of Publications on Medieval English...を公刊した。
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