研究分担者 |
小島 繁男 淑徳大学, 社会学部, 教授 (30000037)
瀬沼 花子 国立教育研究所, 科学教育研究センター, 主任研究官 (30165732)
長崎 榮三 (長崎 栄三) 国立教育研究所, 科学教育研究センター, 室長 (50141982)
猿田 祐嗣 国立教育研究所, 科学教育研究センター, 研究員 (70178820)
三宅 征夫 国立教育研究所, 科学教育研究センター, 室長 (50000071)
|
研究概要 |
理科と数学の到達度とそれに影響を与えるであろうと思われる諸因子との関連を平成4年度から5年度にかけて調査した。 1.本研究の目的は,理科問題,数学問題,学習質問項目,教師質問項目,学校質問項目,態度質問項目,科学観調査項目,数学観調査項目,背景質問項目の各項目を作成調査し,その関連を分析することである。 2.平成4年度に中学校2年(母集団1)と高等学校2年(母集団2)の生徒について2年間にわたる調査を実施した。 3.五つの県立教育センターと国立校,私立校と共同して,5県の各1地域の公立校と,国立校(2母集団)および私立校(母集団1のみ)を対象として,調査を実施した。 4.毎年各母集団約3000名の生徒を追跡調査対象として,9月上旬より11月末の間に各学校で3校時の調査と,学校および教師質問紙調査を実施した。 本追跡調査研究は平成元年度に理科問題と科学に対する態度の調査を中心に始まった。4カ年の追跡調査結果を基に,小5から高2まで,理科学習への興味関心,相対的な理科の好き嫌い,教科間比較による成績,理科問題の得点の4変数について,前年度および当該年度の影響を調べた結果の一部を次に示す。 1.同一学校段階でも異なる学校段階でも,ある目的変数に影響を与える説明変数は変化なかった。 2.小学校6年の変数の,中学校1年の同一変数への影響は他の場合より小さく,特に理科の好き嫌いと理科の成績で顕著であった。
|