研究課題/領域番号 |
04302014
|
研究種目 |
総合研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
核・宇宙線・素粒子
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
今井 憲一 京都大学, 理学部, 教授 (70025493)
|
研究分担者 |
玉江 忠明 東北大学, 理学部, 助教授 (10124174)
早野 龍伍 (早野 龍〓 / 早野 龍五) 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (30126148)
江尻 宏泰 大阪大学, 理学部, 教授 (80013374)
中井 浩二 高エネルギー研究所, 教授 (40028155)
政池 明 京都大学, 理学部, 教授 (40022587)
|
研究期間 (年度) |
1992 – 1994
|
研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
|
配分額 *注記 |
8,900千円 (直接経費: 8,900千円)
1994年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1993年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
1992年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
|
キーワード | ストレンジネス / ハイパー核 / ハイペロン / 原子核 / 核力 / SU(3)対称性 / K中間子 / ダブルハイパー核 / K-中間子 / 大追度陽子加速器 / ストレンジクォーク物質 / ハイペロン核子相互作用 |
研究概要 |
今年度は最終年度であり各サブグループについて、数人のグループでのワークショップおよび各テーマについて中規模の研究会を開催するとともに、成果を全体的にまとめるべく1月に研究会(ストレンジネス核物理の課題)および全体会議を開催した。これまでの研究成果としては以下のことがあげられる。 1)ハイペロン-核子散乱については、ファイバーシンチレーション検出器とコンピューターによるパターン認識を駆使して、Σp散乱断面積の予備的なデータを得ることに成功し、この方法が有効なことを実証した。このことは東京で行われる中間エネルギー物理のシンポジウムで報告される。 2)ダブルハイパー核についてはエマルジョンを使う方法と円筒型π中間子スペクトロメーターを使う方法で現実的な実験計画を作成しBNLおよびKEKにそれぞれ提案し、一つはすでに採択がきまっている。 3)ハイパー核の精密ガンマ線分光について検討し、いくつかの検出器についての詳細な比較をおこない、開発研究の方向を決定した。 4)ストレンジネス核物理のための加速器やビームラインなどの大きな装置について、重イオンも含めて広範囲の検討を行なった。この点については特にわが国の核物理の今後の方針を決めるうえで意味があった。 これまでの研究をもとに、今後の研究計画を重点領域の申請書にまとめた。
|