研究課題/領域番号 |
04302018
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
物理学一般
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研究機関 | 国際基督教大学 |
研究代表者 |
渡部 力 国際基督教大学, 教養学部, 教授 (40010714)
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研究分担者 |
島村 勲 理化学研究所, 原子物理研究室, 副主任研究員 (30013709)
戸嶋 信幸 筑波大学, 物理工学系, 助教授 (10134488)
原 俊介 筑波技術短期大学, 教授 (10091919)
赤石 義紀 東京大学, 原子核研究所, 教授 (50001839)
上村 正康 九州大学, 理学部, 助教授 (10037210)
永嶺 謙忠 東京大学, 理学部, 教授 (50010947)
石原 武 筑波大学, 物理工学系, 教授 (30111363)
山崎 政光 東京大学, 原子核研究所, 所長 (80011500)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
7,100千円 (直接経費: 7,100千円)
1994年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1993年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1992年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | ミュウオン触媒核融合 / 低温核融合 / 異常長寿命反陽子 / エギゾチック原子 / 中間子原子 / クーロン3体問題 / オージェ過程 / 粒子移行過程 / ミューオン触媒核融合 / 常温核融合 / エキチック原子 / 中間子科学 / クーロン3体間題 / 粒子移行衝突 / ミュオン触媒核融合 / エギゾチツ原子 / クローン3体問題 / 粒子移動衝突 |
研究概要 |
本研究課題は(1)ミュウ粒子触媒核融合反応に関する研究、(2)異常長寿命pHe+に関する研究、(3)その他核子、核外電子、ハドロン粒子の相互作用の関与する問題に関する研究に大別される。まず全体に共通する問題として広く質量の比が任意の3体系過程の取扱いの一般論がある。この一般論いついては戸嶋と石原は超球座標チャンネル結合法で境界条件を満た収束の良いコードを開発し、これを陽電子散乱過程、陽子、反陽子による散乱問題に応用した。また上村は組み替えチャンネル結合法なる方法を開発し、ガウス型関数を基底にとることで種々の応用の可能性について調べた。(1)の具体的な問題については原が[(dtm)^*dee]および[(ddm)^*dee]のオージェ過程についての計算を行った。前者は双極子相互作用の過程であるが、後者は単極子相互作用の過程である。また福島は凝縮系でのミュウオン分子生成の影響について系統的に調べている。特に固相中では気体中では禁止過程となっているエネルギー敷居値以下でも分子生成が起こり得る事を示した。永嶺は(1)の過程についてより詳細な実験を行うための装置建設を行った。(2)については島村が分子モデルでの精密なエネルギー計算を行ったが、これからさらに進めてこのモデルの妥当性についての検討を進めた。さらにいくつかの物理量の評価を行った。大槻は反陽子はどのような原子、分子に捕獲された場合が最も安定であるかを検原子モデルによって検討した。とくにNe原子の場合について詳細な検討を行った。渡部はHe+のHe原子との衝突による励起、脱励起過程についての計算を行った。(3)については赤石は負電荷を持つ重いハドロンが作るエギゾチック原子のカスケード過程を系統的に調べた。また鳴海はk中間原子での2核子吸収過程について調べた。
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