研究分担者 |
美濃 導彦 京都大学, 工学部, 助教授 (70166099)
白鳥 則郎 東北大学, 工学部, 教授 (60111316)
松山 隆司 岡山大学, 工学部, 教授 (10109035)
大田 友一 筑波大学, 電子情報工学系, 教授 (50115804)
鳥脇 純一郎 名古屋大学, 工学部, 教授 (30023138)
豊田 順一 大阪大学, 産業科学研究所, 教授 (00029456)
谷口 倫一郎 九州大学, 大学院・総合理工学研究科, 教授 (20136550)
廣瀬 通孝 (広瀬 通孝) 東京大学, 工学部, 助教授 (40156716)
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配分額 *注記 |
7,100千円 (直接経費: 7,100千円)
1994年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1993年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1992年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
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研究概要 |
本研究は,機械に人間が合わせなければならない現状を改善し,機械が人間に合わせるために必要な技術的課題を検討し,人間の知的活動を支援するために,機械の環境理解について研究することを目的とする.本研究では,計算機を単なる情報処理機械としてではなく,メディアそのもの,すなわち知能情報メディアとしてとらえる.知能情報メディアによる人間の知的活動支援の可能性について以下の結論を得た. 1.知能情報メディアによるコミュニケーション支援 人間の知的活動にとって,最初の段階は情報収集活動であるが,ネットワークを通した人と人あるいは人と機械のコミュニケーションの増進によって,必要な情報の収集・選択が可能となる. 2.知能情報メディアによる知覚支援 受け手の意図をさりげなく反映した映像や音を提示することにより,在来のメディアの限界を克服し,人間の視聴覚機能の空間的・時間的な制約を一層緩和することが可能となる.さらに,知覚機能の一部に障害のある人の支援が可能になる. 3.知能情報メディアによる理解支援 可視化されたものを実時間で対話的に操作できる機能と,どんな対話が行われたかを機械側が学習する機能を提供することにより,人間の理解をより一層深めることができる. 4.知能情報メディアによる発想支援 発想の本質は試行錯誤であり,良い発想を得るためには,考えていることがうまく表現できることが重要である.知能情報メディアによる発想支援により,よい発想の生まれることが期待できる.
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