研究課題/領域番号 |
04302050
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
建築設備・環境工学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
片山 忠久 九州大学, 総合理工学研究科, 教授 (80017938)
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研究分担者 |
堤 純一郎 琉球大学, 工学部, 助教授 (60192647)
林 徹夫 九州大学, 総合理工学研究科, 助教授 (40150502)
石原 修 熊本大学, 工学部, 教授 (10037971)
石井 昭夫 九州芸術工科大学, 芸術工学部, 教授 (40087276)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
8,800千円 (直接経費: 8,800千円)
1993年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1992年度: 6,300千円 (直接経費: 6,300千円)
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キーワード | ランドサットTMデータ / 土地被覆 / 土地利用 / 緑被率 / 気温分布 / 主成分分析 / 重回帰分析 / 渦相関法 / 国土数値情報 / 海陸風 / エネルギー消費密度 / k-ε2方程式モデル / 熱環境指標 |
研究概要 |
(1)人工衛星ランドサットTMデータを用い、人口60〜140万人の日本と韓国の8都市における土地被覆や土地利用の分布を解析し、その特徴を把握した。例えば福岡市における都心から郊外に向かう緑被率の上昇傾向は、他の都市に比較してなだらかである。また、熊本市の緑地面積比率は他の都市に比べて高い。(2)都市の気温分布を夏季、冬季の早朝と昼間に測定し、主成分分析を行った。その結果、早朝の気温分布に影響が大きい第1主成分としてエネルギー消費量、道路率、建物高さ、非木造面積がプラスの要素、緑地率、空地率、海岸距離、風速がマイナスの要素として挙げられる。昼間の気温分布に影響が大きい第2主成分として建物率、道路率、空地率、海岸距離がプラスの要素、水面率がマイナスの要素となる。(3)都市内緑地の日射遮蔽と蒸散による冷却効果に着目し、面的緑地として規模の緑被状況の異なる公園、緑的緑地として両側からの街路樹の樹冠がシェルターとなる道路、スポット的緑地として建物周囲に配置された緑群落などを採り上げ、気温、風速などの実測調査を行い、日向舗装面などとの比較を通じて解析した。街路樹の緑量の違いによって、最大2℃の気温差が生じ、また同じ街路空間でも、その方位、風向などによって局所的な気温分布が生じる。樹冠による日射遮蔽は、日向のSET*の値より10℃も低下させる。(4)都市空間の空気分布シミュレーションモデルのための資料として、地表面付近における熱流の渦相関法による実測を行った。舗装面では100W/m^2程度の熱流が測定され、対流熱伝達率として約10W/m^2℃の値が得られた。
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