研究分担者 |
赤江 剛夫 岡山大学, 農学部, 助教授 (10123423)
尾崎 繁 鳥取大学, 農学部, 教授 (10032088)
宮内 定基 愛媛大学, 農学部, 教授 (40024583)
天谷 孝夫 岐阜大学, 農学部, 教授 (80033265)
三野 徹 岡山大学, 環境理工学部, 教授 (10026453)
足立 忠司 岡山大学, 農学部, 教授 (20012007)
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配分額 *注記 |
9,800千円 (直接経費: 9,800千円)
1994年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1993年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
1992年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
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研究概要 |
水資源の需要者・供給者としての中山間地域の機能を定量的に評価する方法を提案し,これを具体的事例に適用して,水資源の需給構造を検討した(三野).中山間地域農業の担い手として期待される経営組織体である農作業受託センター-,農業生産法人,堆肥センターの現状と問題点を,鳥取県,岡山県の事例について分析した(尾崎).マサ土地帯農地の土壌管理と農地防災に関する基礎的研究として,マサ土の強度特性を風化程度と保水性の関係から検討し,粘着力は風化程度によらず,pF2.5で最大となり,内部摩擦角は風化の進行,pF低下とともに減少することを認めた(宮内).マサ土の保水性改良に与えるゼオライトの効果を実験的に検討した(櫻井).岐阜県高鷲村の新規造成畑を対象に,土壌管理,施肥,防除などの農地営農管理など農地の熟成化の機構と要因を分析し,農地保全のあり方を調査・研究した(天谷).高知県大野見村新規造成畑で,石膏散布による土壌流亡防止法を現地試験区で継続調査するとともに,石膏散布・合成高分子土壌凝集剤(ポリアクリルアミド)が土壌の侵食率,分散率に及ぼす効果を検討した(赤江).水域環境を実態調査し,水質と出現草種の関係を検討し,水域環境指標となる水性雑草の活用の可能性を認めた.一方,中山間里山地域の雑草による被覆管理に関し,利用可能な草種の群落形成能力および植生維持能力を検討し,数種の草種を選抜した(沖).農業用水路の景観に関する住民意識調査を行い,職業,居住期間,地域性などに居住者の属性を分類し,同時に水質の現地調査結果もあわせて,住民による用水路の景観意識を分析した(大田).島根県斐川町の築地松景観を現地で撮影した画像と測量データ,地図情報を組み合わせて表現し,視点に対する遮蔽性と異質感の大小という観点から分析した(前川).各分担者の成果を取りまとめ,報告書を作成した.
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