研究課題/領域番号 |
04303010
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
結晶学
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研究機関 | 電気通信大学 |
研究代表者 |
岩崎 不二子 電気通信大学, 電気通信学部, 教授 (10017329)
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研究分担者 |
菅原 正 東京大学, 教養学部, 教授 (50124219)
奥山 健二 東京農工大学, 工学部, 教授 (30038020)
鳥海 幸四郎 姫路工業大学, 理学部, 助教授 (90124221)
松尾 隆祐 大阪大学, 理学部, 教授 (00028185)
大橋 裕二 東京工業大学, 理学部, 教授 (40016118)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
14,200千円 (直接経費: 14,200千円)
1993年度: 5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
1992年度: 8,400千円 (直接経費: 8,400千円)
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キーワード | 有機結晶 / 固相反応 / 相転移 / 迅速X線回析装置 / 包接化合物 / プロトン移動 / 誘電性 / X線回折 / X線回析 / 包接合化物 |
研究概要 |
本総合研究は平成4・5年の2年間にわたり行われた。平成4年10月及び平成5年12月に東京において研究発表会を開催した。5課題についてX線回析、固体NMR、熱測定、誘電緩和、ESR、光分光など種々の研究手段を用いて総合的に研究し、有機結晶中の分子の相転移機構、分子の協同的動的挙動、固相反応のメカニズムなど、原子レベルのミクロな構造化学に立脚したダイナミクスについて多くの研究成果が得られた。 1.固相反応の動的過程の研究 ラセミ結晶のキラル化・固相複合体の生成(東工大・大橋)光固相2量化反応解析(岡山大・柏野)固相重合・機能性結晶場(阪大・甲斐)迅速X線測定装置・シチジンリン酸塩の結晶転移(理研・岩崎)共晶・光異性化(東大・西郷) 2.包接結晶中の分子認識の研究 結晶格子保持包接化合物の生成・共晶の構造(島根大・藤原)無秩序分子配向結晶の構造・相転移と熱容量(阪大・松尾) 3.有機結晶の相転移に伴う分子構造変化の研究 結合異性化平衡・金属錯体構造ダイナミクス(姫工大・鳥海)Co・Cu錯体の相転移(慶応大・大場)溶液内酸化の分子構造・鉛の配位構造変化(城西大・宮前)不安定化合物の構造解析・有機結晶の相転移(電通大・岩崎)機械的反応・固相光反応(お茶大・前田) 4.有機結晶における協同的ダイナミクスの研究 反強誘電性液晶・合成2分子膜の結(東農工大・奥山)弾性歪みと緩和・分子性アモルファス(学習院大・石井)リエントラント液晶のダイナミック構造(分子研・宮島)物性とMDシミレーション(九大・松井)X線原子軌道解析(名工大・田中) 5.水素結合結晶のダイナミクスの研究 誘電性発現(東大・菅原)分子運動と水素結合(京大・今城)水素結合とプロトンダイナミクス(阪大・武田)
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