研究課題/領域番号 |
04304003
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生態学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
山本 進一 岡山大学, 農学部, 助教授 (60191409)
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研究分担者 |
浅野 透 森林総合研究所, 主任研究員
川口 英之 京都大学, 農学部, 助手 (40202030)
中村 太士 北海道大学, 農学部, 助教授 (90172436)
神崎 護 大阪市立大学, 理学部, 助手 (70183291)
巌佐 庸 (巖佐 庸) 九州大学, 理学部, 教授 (70176535)
甲山 隆司 京都大学, 生態学研究センター, 助教授 (60178233)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
13,000千円 (直接経費: 13,000千円)
1994年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1993年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
1992年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
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キーワード | 森林群集 / 更新動態 / 種多様性 / ギャップ更新 / 格子モデル / 地表変動 / 物質循環 / 縞枯れ林 / 熱帯林 |
研究概要 |
1.わが国の異なる森林帯におけるギャップ更新動態の概要を把握し、ギャップ更新特性と種多様性の関係を明らかにした。2.太平洋側と日本海側の落葉樹林間に見られる森林構造や種多様性の違いに撹乱レジームの違いが重要であるという仮説を提出した。3.森林動態の格子モデルを作成し、ペア近似という新しい解析法によってギャップサイズ分布を説明できる理論を提出した。4.森林の撹乱体制と、それに対する構成種の挙動を、亜高山帯林と熱帯林を材料として総括し、種子期の生態的特性の把握が不十分であること、種内の遺伝的構造の把握が不十分であることを見いだした。5.クロマツの養分利用形式や光合成産物の配分が立地条件に応じて可塑的に変化することを示した。6.単木からパッチの空間レベルで森林構造に対応したリターフォールのパターンが存在することと、その予測がある程度可能であることを示し、森林のギャップ更新と物質循環研究を結びつけた。7.実生から林冠木にいたる様々なステージについて、デイメンション間のアロメトリー分析を進め、個体のアーキテクチャーレベルで、光環境と基質土壌環境の微細構造に別個に適応していることが判明した。8.地表変動と更新動態について、時空間スケールを明らかにし、更新立地を微地形、撹乱頻度、礫分布、土壌条件等から解析し、林分構造との関連性を明らかにした。
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