研究課題/領域番号 |
04304017
|
研究種目 |
総合研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
林学
|
研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
大庭 喜八郎 筑波大学, 農林学系, 教授 (80176982)
|
研究分担者 |
向井 譲 森林総合研究所, 生物機能開発部, 主任研究官
日詰 雅博 (日詰 雅宏) 愛媛大学, 教育学部, 教授 (30116967)
戸田 義宏 九州東海大学, 農学部, 教授 (50070082)
荒木 眞之 筑波大学, 農林学系, 助教授 (80193077)
白石 進 九州大学, 農学部, 助教授 (70226314)
内田 煌二 筑波大学, 農林学系, 講師 (10015670)
斎藤 明 九州大学, 農学部, 教授 (30253511)
|
研究期間 (年度) |
1992 – 1994
|
研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
|
配分額 *注記 |
18,000千円 (直接経費: 18,000千円)
1994年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1993年度: 6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
1992年度: 9,000千円 (直接経費: 9,000千円)
|
キーワード | スギゲノム / 連鎖地図 / RFLP / RAPD / 胚致死遺伝子 / 染色体 / 分染 / 制限酵素 / 連鎖分析 |
研究概要 |
1.致死遺伝子を考慮した連鎖分析計算手法の開発:致死遺伝子座と標識遺伝子座、RFLP座およびRAPD座との組換価の推定に2座を組み合わせた分離比の各座の集計値で解析方法を用いた。遺伝子の優劣・共優性などを考慮した6通りの組合せごとに各セル、集計値の期待分離頻度を求め、最尤法による組換価の推定式をまとめた。パーソナルコンピュータによる計算プログラムを作成した。 2.スギのゲノム地図の作成:クモトオシ(♀)とオキノヤマスギ(♂)を両親とした3世代家系についてゲノム解析を行い、128個のRFLP座、33個のRAPD座、アイソザイム遺伝子2座および矮性遺伝子1座の計164座について、13連鎖群、総延長1,190cMの連鎖地図をまとめた。13連鎖群の内8連鎖群において、分離比が異常な座がクラスターを形成していた。また、スギ精英樹の種子の胚乳を使用し、作成した175個のRAPD座について、14連鎖群、総延長2,212.3cMの連鎖地図を作成した。 3.致死遺伝子座とアイソザイム遺伝子座、RFLP座あるいはRAPD座間の連鎖分析:先述のクモトオシとオキノヤマスギの3世代家系の連鎖地図での異常分離比の座について、致死遺伝子座の検出を試み、6連鎖群について1〜2座の致死遺伝子座の位置を決定した。また、これらの致死遺伝子座を組み込んだ場合、地図距離が長く推定されることを示した。 4.スギゲノムの構成染色体の個別識別:スギの花粉母細胞にrDNAをプローブとしてin situ hybridizationをしたが、シグナルが弱かった。染色体の分染法の改良と共にレーザー光による染色体断片の切り出しとその回収ができた。
|