研究課題/領域番号 |
04304024
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
基礎獣医学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
小川 智也 東京大学, 農学部, 教授 (30087572)
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研究分担者 |
黒田 治門 宮崎大学, 農学部, 助教授 (40040852)
西原 真杉 東京大学, 農学部, 助教授 (90145673)
森 裕司 東京大学, 農学部, 助教授 (40157871)
林 良博 東京大学, 農学部, 教授 (90092303)
塩田 邦郎 東京大学, 農学部, 助教授 (80196352)
能田 健 東京大学, 農学部, 助手 (60218287)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
19,000千円 (直接経費: 19,000千円)
1994年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1993年度: 6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
1992年度: 10,000千円 (直接経費: 10,000千円)
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キーワード | 胎盤性ラクトジェン / 胎仔脳 / 胎盤 / 20α-ハイドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ / 組み換えタンパク質 / プロラクチン / プロラクチン受容体 / 母性行動 / 胎生環境 / 向神経因子 / 胎盤性ラクトジェン(PL) / PL受容体 / 単クローン抗体 / 神経細胞 / グリア細胞 / 妊娠 / 糖タンパク質 / 神経系 / シナプス形成 / 全胚培養系 / 遺伝子 / 糖タンパク / 羊水 / シバヤギ |
研究概要 |
胎盤は母体側では代謝系を妊娠特有の状態に保ち胎仔への栄養の供給を行ない、母体とは遺伝子の異なる胎仔を免疫的に拒絶しないよう調節し、さらに内分泌学的に帰納するなど多くの機能を果たし、胎仔の発育と生存に必須の役割を果たしている。胎盤の主な機能は胎盤性ラクトジェン(PL)を介して行なわれている。下垂体ホルモンであるプロラクチンの分泌は妊娠期にPL分泌が開始すると停止すること、PLと類似した構造を持つプロラクチンを投与すると母性行動が誘起されることが知られている。これらは胎盤はPL分泌を介して母親の中枢神経系に影響を与えていることを意味している。本研究では神経細胞分化前の神経前駆細胞を含んだ胎仔の脳でPL受容体mRNAを発現していることを発見した。また、この時期に妊娠中期特異的に発現しているPL、PL-Imを発見しそのcDNAクローニングと組み替えタンパク質の生産に成功した。これらの研究の課程で、胎仔脳特異的分子を認識する単クローン抗体の作成に成功した。また、ステロイド代謝酵素20a-ハイドロキソステロイドデヒドロゲナーゼが胎盤で発現し胎仔の発育環境を調節していることが明らかになった。
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