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「学習材」としての教科書の機能に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 04306007
研究種目

総合研究(A)

配分区分補助金
研究機関(財)教科書研究センター

研究代表者

細野 二郎  財団法人教科書研究センター, 研究部, 研究主幹 (50238755)

研究分担者 原田 種雄  芦屋大学, 教授 (00000076)
高倉 翔  筑波大学, 教育学系, 教授 (50030268)
川野辺 敏  国立教育研究所, 生涯学習研究部, 部長 (10000001)
奥田 真丈  川村学園女子大学, 副学長 (00126377)
新井 郁男  上越教育大学, 学校教育学部, 教授 (30000061)
研究期間 (年度) 1992 – 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
キーワード教科書 / 学習材 / 教科書機能 / 教科書理論 / 学習材機能 / function as learning materials
研究概要

本研究は、平成4年度から平成6年度まで3か年計画で進めたものであり、本年度は本研究の第3年次(最終年次)にあたり、「学習材」としての教科書の機能について総合的な分析・研究を行った。
得られた研究成果は多岐に亘るが、ここでは 1.国内調査 2.国際比較研究 3.理論的研究のそれぞれについてその一端を示す。
1.国内調査では、質問紙調査の集計結果に基づき各教科別(国語、算数・数学、理科、社会)に分析を行った。教科書の機能に関しては各教科に共通するものと、各教科固有のものとが見出せることが明らかになった。
2.米・英・独・仏・スウェーデン・韓国の6か国を対象とした現地調査等の結果を踏まえ、「学習材」としての教科書の視点から、教科書理論、教科書の実態等について国際比較研究を行った。諸外国では教科書の機能に関して研究が進められ様々な分類がなされていること。教科書観は各国によって異なるが、概ね「学習材」としての性格を基調とし、または基調としようとしていることが明らかになった。
3.国内・外国調査の分析等を踏まえ、理論的研究を行った。教科書の「学習材」機能として特に求められるものとしてイ.学習意欲喚起機能 ロ.学習課題提示機能 ハ.学習方法提示機能 ニ.学習の個性化・個別化機能 ホ.学習定着機能が挙げられることを明らかにした。さらに教授中心から学習中心の授業を成立せしめる「学習材」型教科書への転換を示唆し、そのための要素として、「(1)学習者の学習意欲を高める教科書」「(2)学習者の自己学習力を伸ばす教科書」「(3)児童・生徒の学習を支援するという視点から教授活動を行う教員が活用できる教材としての教科書」の3点が挙げられることを明らかにした。

報告書

(4件)
  • 1994 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1993 実績報告書
  • 1992 実績報告書

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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