研究課題/領域番号 |
04352024
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研究種目 |
総合研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
機械力学・制御工学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
土肥 健純 東京大学, 工学部, 教授 (40130299)
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研究分担者 |
堀内 孝 東亜大学, 大学院, 教授 (10201758)
都築 正和 東京大学, 医学部, 教授 (30010169)
黒川 高秀 東京大学, 医学部, 教授 (90010298)
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研究期間 (年度) |
1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1992年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
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キーワード | 高齢者 / 長寿社会 / 医療機器 / 福祉機器 |
研究概要 |
本研究ではこれからわが国の高齢者障害者の生活生命支援技術並びに介護者の介護支援技術全般について、1)生体機能代行補助技術、2)医療支援技術、3)生体計測技術、4)自立支援技術、5)介護支援技術、6)社会活動支援技術の6分野に分類して広く調査研究を行った。具体的には、医用工学、福祉工学、リハビリテーション工学に関連する工学系並びに医学系の専門家により構成される研究班を組織し、研究組織の会合を2回行い、わが国の現状解析の諸外国との比較・将来の課題についてまとめを行った。これにより、結論として以下のことが得られた。我が国が今後重点的に取り組むべき課題点としては、 1)生命支援システムとしての低侵襲治療システム、健康管理システムの開発 2)高齢者のQOLに適した自立生活支援システムの開発 3)在宅において介護する家族(主に老いた妻と主婦)の負担を軽減する介助支援システムの開発 4)上記システムの開発と実用化に必要な基本的新技術の先端工学による開発 5)本分野のにおける先端工学の体系化 の5点である。 また、わが国の現状解析と諸外国との比較・将来の課題についてまとめた結果、それらの機器およびシステムの関しては、安価、小型、軽量、省エネルギー、低雑音、高信頼性などの条件が重要であることが明らかとなった。更に高齢者用機器技術の体系化と開発方策について、ソフトウエアとハードウエアの両面から検討した結果、機器の実用化を左右するソフトウエアの開発は、ハードウエア以上に重要であることを明確にした。 以上を基礎とし、平成6年度発足重点領域を申請した。
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