研究課題/領域番号 |
04352026
|
研究種目 |
総合研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
土木構造
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
渡邊 英一 京都大学, 工学部, 教授 (30026174)
|
研究分担者 |
松本 紘 京都大学, 超高層電波研究センター, 教授 (00026139)
船木 俊彦 大阪大学, 工学部, 教授 (90029174)
西村 宣男 大阪大学, 工学部, 教授 (70029156)
酒井 哲郎 京都大学, 工学部, 教授 (30026182)
黒田 勝彦 熊本大学, 工学部, 教授 (20026157)
|
研究期間 (年度) |
1992
|
研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
|
配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1992年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
|
キーワード | 宇宙太陽光発電 / SPS / 海洋構造物 / マイクロ波送電 / 太陽電池 / 浮体構造物 / エネルギー |
研究概要 |
本年度は、平成4年8月21日と平成5年1月29日の2回、京都にて全体ミーティングをおこなった。第1回目の会合においては、渡邊英一研究代表者よりの研究目的・趣旨についての説明の後、松本紘研究分担者より宇宙太陽光発電関連技術の内、特に宇宙空間におけるマイクロ波エネルギー伝送についての講演があった。第2回目の会合においては、各研究分担者より、人工衛生についての話題提供、宇宙構造物についての話題提供、海岸工学に関する最近の研究動向に関する話題提供、NASAのSPS(Solar Powr Satllite)のフィージビリティスタディについての説明がおこなわれた。また、研究実施計画に基づいた討議がいずれの会分においてもおこなわれ、以下の様な基礎的事項が明らかとなった。 (1)受電レクテナに要求される寸法精度・角度保持精度・許容応答範囲についての電気的サイドからの要求は比較的緩く、フレキシブルな浮体構造としての実現が十分可能であること。 (2)マイクロ波ビームエネルギー密度を安全基準以下とする為には、巨大な受電面積(100〜数100平方km)が必要となり、従来形式の海洋構造物を採用すると極めてコスト高(建設費数兆〜数10兆円)となる。このため、ネット構造あるいは、極めてフレキシブルな浮体構造等の、従来の剛な海洋構造物とは一線を画する構造形式の案出が不可欠であること。 (3)大規模海洋構造物に特有のテーマ(地震波・海洋波の位相差入力、大規模浮体構造物の係留、構造物下の海洋環境の保全技術等)の研究も必要となること。 以上の基礎的事項を踏まえて、より具体的・詳細な技術的課題に今後取り組むことを確認した。
|