研究課題/領域番号 |
04352034
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研究種目 |
総合研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
野本 憲一 東京大学, 理学部, 助教授 (90110676)
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研究分担者 |
村上 敏夫 宇宙科学研究所, 助教授 (60092350)
常深 博 大阪大学, 理学部, 助教授 (90116062)
小山 勝二 京都大学, 理学部, 教授 (10092206)
釜江 常好 東京大学, 理学部, 教授 (90011618)
西村 純 神奈川大学, 工学部, 教授 (40013619)
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研究期間 (年度) |
1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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キーワード | 超新星 / X線 / ガンマ線 / 銀河団 / 元素合成 / ブラックホール / 中性子星 / パルサー |
研究概要 |
ラインX線ガンマ線天体物理学は、近年急速に進展しつつある新しい分野である。従って、重点領域研究の研究領域として発展させるために、天体物理、素粒子物理、原子核物理の各分野の理論・実験研究者の交流をはかり、年度末に総合的な研究会を開催した。そして、どのような天体からどのようなライン放射が期待されるか(特性X線、e^+消減線、核ガンマ線等)、その観測によってどのような物理が明らかになるか、どのような観測実験を準備していけばよいか等の議論を行なった。 そこでとりあげられたテーマを以下に例示する。 1)活動銀河核や銀河の進化の解明(特性X線、e^+消減線、核ガマン線) 2)宇宙の元素合成サイクル、すなわち星の誕生から超新星爆発などによる重元素の拡散と凝縮のサイクルの解明(核ガンマ線、特性X線、e^+消減線) 3)宇宙大規模構造の解明(鉄の特性X線とその赤方偏移) 4)未知の素粒子の崩壊によるラインガンマ線の存否 5)ブラックホール存在の確認(e^+消減線の赤方偏移) 3)ガンマ線バースターと中性子星の磁場、 7)中性子星の磁場とパルサー機構の解明(サイクロトロン線、e^+消減線) さらに、AstroーDの特性X線データなどの提供を受けることができるような協力関係づくりを行なった。また、気球実験やDUET計画にむけとの硬X線ガンマ線領域での観測計画立案を行なった。
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