研究課題/領域番号 |
04353018
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研究種目 |
総合研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
村橋 俊一 大阪大学, 基礎工学部, 教授 (60029436)
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研究分担者 |
桑島 功 東京工業大学, 理学部, 教授 (50016086)
諸岡 良彦 東京工業大学, 資源化学研究所, 教授 (70016731)
山本 明夫 早稲田大学, 理工学部, 教授 (30016711)
山本 嘉則 東北大学, 理学部, 教授 (60029519)
岡崎 廉治 東京大学, 理学部, 教授 (70011567)
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研究期間 (年度) |
1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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キーワード | 有機遷移金属分子の創製 / 有機典型金属分子の創製 / 有機金属活性分子の創製 / 有機金属分子の触媒機能 / 有機金属分子の分子認識 |
研究概要 |
すでに数多くの有機金属化合物が合成されているが、これはどちらかと言うと限られた手法に基づく合成しやすいものが合成されていたのであり、これらを有機合成や触媒反応に用いて所期の目的を達成するためには、複合系を構築したり、巧妙な機能調整を行う手法が用いられてきた。しかしながら将来の革新的な手法を獲得するには、新しい概念に基づく、より斯新な有機金属分子の設計と創出が不可欠である。「ものづくり」の化学の役割を十二分に果すためには、さらに基礎的有機金属分子を反応化学的および物質化学的側面から体系的に把握し、それに基づいた合目的性の優れた基幹となる有機金属分子の設計および創出と機能開発を推進する必要がある。 幸い、重点領域研究「有機金属分子の合成と機能制御」が平成5年度より発足することが文部省により認められ、さらにその発足準備のため本総合研究Bが認められた。そこで本研究の基本的方法論の開拓としては、化学の基本理念に基づく有機金属分子および有機金属活性分子の創出を行い、それぞれの有機金属分子の特性を調べ、化学反応性の立場からその触媒機能と分子認識機能を重点的に解明するとともに、機能材料としての可能性も検討した。重点領域研究のために、本研究では以下に述べる5つの重点的研究項目を設定し、それぞれの研究項目が固有の目標を有しつつ、互いに連携して他項目の目的達成のために協力して問題解決にあたることを確認した 。 A)有機遷移金属分子の創製、B)有機典型金属分子の創製、C)有機金属活性分子の創製、D)有機金属分子の触媒機能、E)有機金属分子の分子認識 次に各班員の構成を再検討すると共に、各班の研究計画と運営方針について会合を重ね検討した。最後に公募研究の審査を文部省で行い各班の公募研究員の決定を行なった。
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