研究課題/領域番号 |
04402003
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研究種目 |
一般研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
核・宇宙線・素粒子
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
手嶋 政廣 東京大学, 宇宙線研究所, 助教授 (40197778)
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研究分担者 |
水本 好彦 国立天文台, 光学赤外線天文学観測システム研究系, 助教授 (20219653)
石川 文雄 東京大学, 宇宙線研究所, 助手 (30092133)
林田 直明 東京大学, 宇宙線研究所, 助手 (50114616)
木舟 正 東京大学, 宇宙線研究所, 教授 (40011621)
永野 元彦 東京大学, 宇宙線研究所, 教授 (00013384)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
37,800千円 (直接経費: 37,800千円)
1994年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
1993年度: 19,900千円 (直接経費: 19,900千円)
1992年度: 13,700千円 (直接経費: 13,700千円)
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キーワード | 宇宙線 / ニュートロン / 空気シャワー / 宇宙高エネルギー現象 / チェレンコフ光 / シンチレーション光 / 中性子 / シンチレーション / 光電子増倍管 / 天体物理 / ガンマ線 / 高エネルギー物理 / マルチアノード光電子増倍管 / 望遠鏡 / 宇宙 / 空気シンチレーション光 / 反射望遠鏡 / 粒子加速 |
研究概要 |
高エネルギー宇宙ニュートロンの探索のため、光による検出手段での高分解能宇宙線観測装置の開発を行った。マルチアノード光電子増倍管8本からなるピクセル数512chのカメラ、アンプ、データ収集システムを組み上げ、米国ユタ州Dugwayの砂漠に運び、ユタ大製作の口径2.3mの固定鏡に取りつけ、ユタ大のHiResolution Fly's Eyeと連動して観測を行った。100時間を超える質の高いデータをためることができた。超高エネルギー宇宙線の検出効率を最大にするように望遠鏡は高度角19°とほぼ水平に近い方向に固定した。 また、現地では観測中にはユタ大の研究者によりNd:YAGレーザー(3倍高調波355nm)が常時大気中に放出され、これにより、我々のシステムの動作、大気の様子がオンラインで確認できた。 データ解析によれば、100時間の観測で、約100例のシャワートラックが観測され、そのうちの10例程度は望遠鏡から10km〜30kmのimpact parameterを持つ 【greater than or equal】 3×10^<18>eV宇宙線である。また、望遠鏡視野を貫通するイメージをもつ空気シャワーの到来方向は(検出器とシャワー軸を通る平面の法線が)〜0.03°の精度で決定できることが実証できた。これらのことは従来の装置による検出効率、観測精度と比較すれば、格段なる向上といえる。新しい検出方法による高精度な測定方法を確立し
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