研究課題/領域番号 |
04402041
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研究種目 |
一般研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
建築構造・材料
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
桑村 仁 東京大学, 工学部, 助教授 (20234635)
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研究分担者 |
秋山 宏 東京大学, 工学部, 教授 (80010825)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
41,900千円 (直接経費: 41,900千円)
1994年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1993年度: 4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
1992年度: 35,600千円 (直接経費: 35,600千円)
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キーワード | 鋼構造 / 破壊 / 塑性変形 / 安全性 / 耐震設計 / 建築鋼構造 / 塑性 / き裂 / 耐風設計 |
研究概要 |
1.実大実験による破壊現象の再現と分析 冷間成形角形鋼管を用いて脆性破壊の再現実験を行ない、破壊のプロセスが鋼材表面における延性亀裂の発生、亀裂の安定的成長、および最終的な脆性破壊の3段階から構成されていることを明かにした。また、素材特性の内、一様伸びとシャルピー値が破壊性能に関与していることを明かにした。 2.延性亀裂の発生条件の解明 延性亀裂発生ひずみが、鋼材の一様伸びに支配されていることを明かにした。実験パラメーターは、鋼種、溶接入熱、切欠き形状、寸法、負荷形式(単調引張、圧縮引張繰返し)である。延性亀裂発生ひずみに寸法効果が無いことが明かにされたのは実用的意義が大きい。 3.構造物の地震応答挙動の解析 脆性破壊を伴う構造物の地震応答においては、連鎖崩壊の危険が潜んでいることが解析的に明かにされた。これを防止するためには、通常の靱性構造物よりも予め設計強度を高くしておく必要があり、その割増率の計算法を提案した。 4.破壊に対する設計指針の提案 鋼構造建築物の破壊に対する安全性をどのように照査すればよいかについて指針をまとめた。現段階では、延性き裂の進展と最終的な脆性破壊の条件が明かになっていないので、安全性の処置として、延性き裂の発生を以って設計規範とした。また、構造物の終局状態が、破壊で決まるか、座屈で決まるかの判定条件も提案した。
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