研究分担者 |
清澤 智晴 自治医科大学, 医学部, 病院助手 (90221217)
山根 康弘 自治医科大学, 医学部, 病院助手 (70220431)
村田 哲 自治医科大学, 医学部, 助手 (70254919)
鈴木 正之 自治医科大学, 医学部, 助手 (40171251)
片山 洋 自治医科大学, 医学部, 講師 (50142401)
出光 俊郎 自治医科大学, 医学部, 助手 (20237027)
北島 康雄 自治医科大学, 医学部, 助教授 (70111797)
狩野 俊幸 自治医科大学, 医学部, 病院助手 (10204596)
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配分額 *注記 |
22,500千円 (直接経費: 22,500千円)
1994年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1993年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1992年度: 18,000千円 (直接経費: 18,000千円)
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研究概要 |
本研究は水疱症の発症メカニズムを研究することにより,皮膚の細胞生物学,免疫学も知ることを目的としたものである。水疱症には先天的と後天的の二種類があり,先天的水疱症の研究からはサイトケラチンの遺伝子欠損発見のもととなった先駆的発見(1989 Arch.Dermatol Res),表皮真皮境界部プロテオグリカン産生細胞がケラチノサイトである可能性(1944 JSID Meeting,1995 sent to JID)等の結果を得た.更に現在新しい病型の患者を発見(1993 Br.J.Dermatol)し,異なる発症機構の研究中である。 後天的水疱症は自己免疫的機序で起こると考えられており,これを主としてケラチノサイトの接着分子(抗原)と水疱症自己抗体IgG subclass(機能)の両面から研究し,接着分子とサイトケラチンの関係及び新しい接着分子の存在を示唆する結果を世界で初めて得た(1992 JDS).又ケラチノサイト膜面で起こった抗原抗体反応後この免疫複合体が細胞内に取り込まれること(1994 JD),更に重要なことは接着分子が抗体と結合することによって細胞が破壊されるのではなく,シグナルトランスダクションが起こる可能性を示す証拠を世界で初めて得た(1992 Exp.cell research,1992 JDS,1993 JD,1993 Dermatology Prog.Persp.,1994 Autoimm.,1995 JID in preparation)。その他本研究に関連する症例報告も多数あり,更に新しい治療法についても発表した(1992 Dermato Therapeutic Up to Date International symp)。
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