研究課題/領域番号 |
04451043
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
山田 〓 日本大学, 文理学部, 教授 (20059075)
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研究分担者 |
山岸 明郎 日本大学, 文理学部, 助教授 (30059654)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
5,700千円 (直接経費: 5,700千円)
1993年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1992年度: 4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
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キーワード | スポーツの底辺の拡がり / スポーツ人材育成 / スポーツ選手の特別視 / 人間の営みとしてのスポーツ / キャリア・スポーツマン / スポーツ底辺の拡がり / キャリアスポーツマン |
研究概要 |
「スポーツにおける人材形成」のテーマで平成4年4月から2年間にわたる調査・研究を山田〓・山岸明郎の両名でおこなったことの研究成果は以下の通りである。 「スポーツ集団における人間関係とスポーツに入るに際してどのような人間関係が形成されていたか」ということが主な調査の目的である。 スポーツはどんな人も程度の大小はあるが、全ての人がそれに関わった経験があると考えてほぼ間違いないだろう。それにも関わらず必ずしも肯定的な回答を全ての人々が用意しているわけではない。それは大きく分けて二つの考え方がある。その一つはスポーツは万人が楽しむものである。しかしスポーツに関わる人は一般の人とは違った別種の人間なのだという考え方がある。もう一つの考え方は、それはスポーツの世界に生きるいわゆる選手と名づけられている一群の人々でスポーツはちょうど別世界から我々の世界に移された、いわば天から与えられた才能を持った人間であるというものである。 我々にとってスポーツとは普通の人間が普通に行う文化的な行為であって、そこにはなにも特異なものはないのである。研究が進むにつれスポーツはこの現代産業においてはちょうど1つの産業が存続していることは現代産業社会がそれを必要としているからであるという現実と全く同様に、現代スポーツはそれが生き生きと存在していることは、まさしく現代産業社会がそれを必要としていることの証明であると思うのである 我々はこのような先進国におけるスポーツを日本の現状にみた上でこのような調査研究を重ねたことが「スポーツに於ける人材形成」という調査研究の2年間にわたる共同研究に記録するものである。
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