研究課題/領域番号 |
04451054
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 上越教育大学 |
研究代表者 |
我妻 敏博 上越教育大学, 学校教育学部, 助教授 (00124206)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1993年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1992年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 聴覚障害児 / 言語能力 / 言語力評価テスト / ガエルテスト / 話しことば |
研究概要 |
聴覚障害児に言語指導を実施する際、言語力の評価がまず必要である。しかるに、我が国においては聴覚障害児を対象に作られた言語力評価テストがほとんど無い状態であり、各教育機関では健聴児を対象にした市販のテストで評価するか、客観性に欠ける独自の評価方法で評価しているのが現状である。そこで、本研究では聴覚障害児用の言語力評価テスト、特に話しことばの能力を評価するテストの開発を研究目的とした。 アメリカにおいては聴覚障害児用の話しことばの評価テストとしてガエルテスト(GAEL Test)が開発されている。そこでこのテストをモデルとして日本版ガエルテストの開発を試みた。平成4年度の段階で筆者は既にテストの実験版を作成しており、平成4年度からは主にデータの収集およびテスト方法の修正を行なった。その結果、平成5年度で日本版ガエルテストを完成することができた。このテストを使うことにより、聴覚障害児一人ひとりの話しことばの能力が文法的な観点から分析でき、言語指導にとって非常に有効な情報が得られることがわかった。また、多くのデータを分析することにより、聴覚障害児の有する話しことばの能力の問題点も明らかにすることができた。
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