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重症心身障害児における「行動リズム」の研究-身体を揺らす行動への接近と教育的展開-

研究課題

研究課題/領域番号 04451066
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 教育学
研究機関群馬大学

研究代表者

久田 信行  群馬大学, 教育学部, 助教授 (10165102)

研究分担者 松本 廣  国立特殊教育総合研究所, 教育工学研究部, 室長 (60229565)
研究期間 (年度) 1992 – 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1993年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1992年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード行動リズム / 重症心身障害児 / 常同行動 / 相互交渉 / 身体の揺れ / 重度、重複障害児
研究概要

本研究の目的は、教師と障害児の相互交渉の比較的単純なものを通じて、相互の行動リズムを合わせる現象を検討し、また、実践の中での簡易な測定の方法を開発することにあった。
1.前者の比較的単純な相互交渉として、重症心身障害児の身体を揺らす行動と、それに対して、教師ないし指導者が、リズムに合わせて身体を他動的に揺するように働きかける方法に着目した。
実践の中で、重症心身障害児の身体を常同的に揺らす行動に対して、教師がリズムを合わせて揺する働きかけをすると、子どもは、最初は拒否するが、容易にその働きかけを受入れ、さらには期待するように変化していった。また、身体を揺らす働きかけには、例えば、介助歩行しているが当初は方向を意識していないと見做されていた事例で、体を揺らすことが方向を選択しやすくする援助になることも見いだされた。
2.目的の後者のように、実践の中での簡易な測定の方法(測定機器とソフトウェア)を開発し提供することを計画していたが、予算の制約と、画像処理には時間がかかるため、申請時に計画していた程度の使いやすい水準のものを開発することは因難であった。
3.そこで今回は、非常に処理に時間がかかるが、身体を揺らすリズムについてはビデオから測定する方式を以下のように作製した。すなわち、ビデオ信号をA-D変換して画像情報として取り込み、その一部を切り取って順次畜積していき、後に、再生して、図一地の境界の位置をマウスにより入力していくという、手仕事の多い方法を今回は用いた。この方法では、1コマ毎に静止させて分析していたので、次年度の通常の予算の中で、順次ソフトの改良を行い、学校現場で使える程度に処理の時間を短縮し現場での試用を行っていくことにしている。

報告書

(2件)
  • 1993 実績報告書
  • 1992 実績報告書

URL: 

公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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