研究課題/領域番号 |
04451069
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
文化人類学
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研究機関 | 国立歴史民俗博物館 |
研究代表者 |
小林 忠雄 国立歴史民俗博物館, 民俗研究部, 助教授 (00215336)
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研究分担者 |
篠原 徹 国立歴史民俗博物館, 民俗研究部, 助教授 (80068915)
福田 アジオ 国立歴史民俗博物館, 民俗研究部, 教授 (60120862)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
1993年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1992年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | 近代化 / 旧習俗 / 農村社会 / 誕生儀礼 / 都市社会 / 七五三習俗 / イベント / 約縁集団化 / 民俗の生成 / 民俗の変容 / 盛り場 / 意識変化 / 刃物技術 / 朝顔市 / 都市環境 / 都市民俗 / 伝統都市 / 輸入文化 / ライフスタイル / 葬墓制 / 養蜂技術 / 自然食品 |
研究概要 |
2ヵ年間にわたる調査研究を通じて、近代化とともに変容しつつある日本の農村社会、特に都市近郊の農村などにおいては、いくつかの特徴的な事象をあげることができる。まず、大きな変化は衣食住であり、ほとんどの地域で都市社会と変わらない均質化がみられること。しかし、近隣や親類関係がともなった人生儀礼に関しては、とりあえず旧習俗を踏襲しているが、その具体的内容には変化がある。例えば誕生儀礼は以前に比べると簡素化され、それにこれまで無かった七五三習俗が新たに導入され、近くの大きな神社に晴れ着を着飾って、ほとんど全国的に同じ習俗として定着しつつある。しかも、熊本県人吉市の場合、嫁の実家から贈られる鯉幟や名旗が初節句の折には庭先に掲げられ、これは以前より増加する傾向にある。すなわち、これまで家のステータスを象徴してきた儀礼(結婚式や葬式など)は、むしろそれを強調する傾向にあり、そうでないものは簡素化の傾向にある。かつて小さな在郷町であったマチが都市化するなかでは、マチの行事が衰退する一方で、自治体が援助する形でのイベントが創出される。しかし、それはバブル経済のなかでの傾向であって、現在の情況ではより土に根ざしたものが好まれ、同時に趣味者の集まり、すなわちグルーピング化が図られ、約縁集団化の傾向にあることを確認した。
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