研究課題/領域番号 |
04451092
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
言語学・音声学
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研究機関 | 神田外語大学 |
研究代表者 |
徳永 美暁 神田外語大学, 大学院・言語科学研究科, 助教授 (80237073)
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研究分担者 |
岩本 遠億 神田外語大学, 大学院・言語科学研究科, 講師 (50245289)
中田 清一 青山学院大学, 国際政治学部, 教授 (60146298)
大島 一郎 神田外語大学, 大学院・言語科学研究科, 教授 (80083228)
井上 和子 神田外語大学, 学長 (10052193)
山田 洋 神田外語大学, 大学院・言語科学研究科, 助教授 (00118738)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
1994年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1993年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1992年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
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キーワード | 教師の質 / 日本語の本質の分析 / 言語学的分析 / 体系的研究 / 実践的教育 / 多面的な視点 / 言語の運用 / 具体的応用方法 / 日本語教育 / 言語理論 / 言語変容 / 語用 / 会話分析 / 応用 / 教師養成 / 規則的な発現と変容 / 統語と意味解釈との関係性 / 日本語教育への応用 / 類型論 / 談話の理論化 / 実践的手引書 / 体系化 / 変容の一般性 / 統語構造と談話の一般原理 / 構造と意味的概念の語用 |
研究概要 |
近年の日本語学習者の数の増加に伴い、教師の数の増加のみならず、言語教師という専門家としての質を高めることが重要になってきた。この研究は、そのようなニーズに応える為に、日本語を多面的な視点から分析し、その結果を更に実践的教育現場で生かす為の方法について言及することであった。報告書には、言語変容の研究(共通語問題)、接辞や動詞の意味の研究、語用、形容詞の時間表現の概念的研究、会話分析、そして理論研究が収められている。これらの研究は、日本語教師が、把握しておかなければならない日本語の本質の分析である。言語学的分析によって現わされた言語の実体を日本語教育の実践の場に有効に応用するには、いくつものステップを踏まなければならないが、その第一段階である教師の体系的研究への理解力と生きた言語の運用の関連を具体的に把握し理論や分析結果の応用についての認識を高めることが重要である。教師がこれらの研究を理解し、学習者に提示することによって、学習者は複雑な現象を迷うことなく簡潔に整理し理解できるようになるのである。本研究ではこの第一段階の目的は達成できたのではないかと考える。しかし、当初は、これらの専門的な言語学的分析結果の言語教室での具体的な応用方法をも提示する予定であったが、時間的な制約(3年では短い)と、研究費の不足などで今回は実現させることは出来なかった。将来は、本研究を土台にして、地道な努力を続けることによって、一日も早い応用編の実現を望むところである。
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