研究課題/領域番号 |
04451117
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
建築計画・都市計画
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
高田 光雄 京都大学, 工学部, 助教授 (30127097)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
1993年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1992年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
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キーワード | 町家型集合住宅 / 伝統的既成市街地 / 町家 / 京都 / ガイドライン / 住宅政策 / 都心 / 地域特性 / 集合住宅 / 既成市街地 / 集住空間秩序 |
研究概要 |
第二年度は初年度において検討された基礎的調査に基づく伝統的既成市街地の空間特性・敷地特性・地域特性を、実際の都心部の敷地でどの様に読みとっての場所にふさわしい都市型の集合住宅として空間化していくかというスタディを行った。 1.「町家型集合住宅」のモデル設計 京都市都心部のD学区内のある敷地において、敷地調査から文献等によるその地区の歴史的経緯の整理、さらに近隣での生活実態の観察などの基礎的な条件を把握した上で、その敷地での計画の可能性を検討した。その主な課題は(1)短冊状の宅地割の中での計画状の制約の解決と敷地の集約化の併用(2)集合住宅内にコミュニティの形成を促す様な開放的な公共空間を取り込む技法の開発(3)伝統の素養の上にたった創造的な現代デザイン(4)多様化する家族生活・ライフスタイルへ対応する住宅プランの想定、などが挙げられた。 2.「町家型集合住宅」実現化方策の検討 「町家型集合住宅」の実現に向けて上記の計画理念をまとめた設計ガイドラインを作成した。それとあわせて住宅政策上の対応策のを可能性を検討した。設計計画に対するアドバイスを行える体制づくりや特優賃や公庫などの融資等の積極的活用、といった支援策が「町家型集合住宅」の定着には不可欠であるという提案を行った。
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