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中世住宅の成立と展開に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 04451119
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 建築史・建築意匠
研究機関京都大学

研究代表者

高橋 康夫  京都大学, 工学研究科, 教授 (60026284)

研究期間 (年度) 1992 – 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
1993年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1992年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
キーワード中世住宅 / 居住 / 都市 / 自然 / 町家 / 壇所 / 寺庵 / 惣堂
研究概要

1.中世住宅史の全体像を描くために、都市や集落の歴史を含め「環境文化」という新しい観点に立ち、広い視野から、既往の研究を整理・再検討し、また新たな知見を加えて「環境文化の中世史」として通史を叙述した。
2.京都の巨大都市化、それにともなう自然との関係の変質が、いかに住宅の空間構成とその変化に反映したかを検討することを目指した研究では、とくに都市生活と周辺の山との相互作用に焦点を合わせて史料収集を行ない、都市と山との多彩な関係を明らかにした。その成果のいくつかを列挙すると、(1)都城の選地にあたって三山ないし五山が鎮めの山として重要な意味を持った。また平安京においてはとくに道教の思想とかかわって南山の占める意味が大きかった。こうした古代的な選地は院政期までは行われた。(2)住宅の空間構成においても、都市の選地と同様の思想のもと、苑池の南方に南山が築かれた。
3.これまで権門の邸宅における接客というと、正月大饗や任大臣大饗などの公的な饗宴が注目され、日常的な接客空間あるいは身分の枠を越えた雑談の場についてそれほど重視されなかった。本研究では室町幕府将軍の邸宅である室町殿、とくに六代足利義教の室町殿の壇所が雑談の場として機能したこと、それが政治の場としても大きな意味をもつに至ったことを明らかにした。
4.これまでに収集した中世住宅史関連の文献・資料・史料・指図などのデータを機械可読化し、中世住宅史研究支援データベースを構築した。

報告書

(3件)
  • 1993 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 高橋康夫他編著: "図集 日本都市史" 東京大学出版会, 339 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 高橋康夫共著: "新建築学大系 日本建築史" 彰国社, 500 (1995)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 高橋 康夫ほか編著: "図集、日本都市史" 東京大学出版会, (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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