研究課題/領域番号 |
04451143
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
奥井 智久 宇都宮大学, 教育学部, 教授 (60024965)
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研究分担者 |
橘川 真彦 宇都宮大学, 教育学部, 助教授 (00114158)
真下 弘征 宇都宮大学, 教育学部, 助教授 (30091820)
小堀 志津子 宇都宮大学, 教育学部, 助教授 (20007991)
櫻井 明久 宇都宮大学, 教育学部, 教授 (80116160)
遠藤 忠 宇都宮大学, 教育学部, 教授 (10104118)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
1993年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1992年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
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キーワード | 教員養成教育 / 生活科教育 / カリキュラム開発 / 教育方法改善 / 大学教育 / 大学教育カリキュラム / 比較教育 |
研究概要 |
(1)本年度の研究においては、本研究が目指す大学における生活科の基本理念を明確にするとともに、本学(宇都宮大学)における生活科教育の実態等を基に、教職専門生活及び教科専門生活の教育内容と教育方法の在るべき姿を究明し、提言を行った。 (2)昨年度の全国国公私立大学・短大における生活科教育の実態調査から、各教員養成大学・短大で実施されている生活科教育カリキュラムは、それぞれの大学の教員構成並びに生活科教育に対する考え方の違いを反映して、多種多様であることが判明した。また、本研究を通じて各大学における生活科教育のおおまかな共通教育内容を把握することができたが、同時に全国の大学に共通の生活科教育カリキュラムを考えることは現状に合致しないことが明らかになった。 (3)大学教育に導入された生活科は、活動や体験を重視し学習者の主体性を生かすという教科本来の趣旨から、講義中心の教科教育の在り方に疑問を投げ掛け、教育方法の改善を促す導火線となりつつあることが、本研究により解明された。 この観点に立つと、大学における生活科教育は、小学校と同様に体験を重視し、観察、調査、探検、製作、飼育、栽培、表現などの活動を積極的に導入する必要がある。 (4)欧米、アジアなどの諸国にも、わが国の生活科と類似の教科があることが分かったが、教員養成大学における教科教育の実情については、残念ながら不十分なデータしか得られていない。
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