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機械の設計・生産に関わる知識の体系化のための基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 04452126
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 機械工作
研究機関東京大学

研究代表者

桐山 孝司 (1993)  東京大学, 人工物工学研究センター, 講師 (10234402)

吉川 弘之 (1992)  東京大学, 工学部, 教授 (20010689)

研究分担者 冨山 哲男  東京大学, 工学部(試), 助教授 (60197944)
桐山 孝司  東京大学, 人工物工学研究センター, 講師 (10234402)
研究期間 (年度) 1992 – 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
6,900千円 (直接経費: 6,900千円)
1993年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1992年度: 6,300千円 (直接経費: 6,300千円)
キーワード知識 / 設計 / 生産 / 体系化
研究概要

本研究ではまず、機械設計の知識表現のためのオントロジーの分類を提案した。知識表現のオントロジーとは、現実世界に関する知識を特定の形式で記述するために、そもそもどのようなものが個体や物質として存在するかという捉え方や、そこで捉えた内容を表現するための語彙の集合を指す。機械に関する知識にはさまざまな見方や抽象化のレベルがあり、知識表現に必要なオントロジーも多岐にわたる。本研究ではオントロジーを、抽象化(現実世界と記述のための語彙との対応)、簡略化(抽象化された表現同士の間の簡略化の関係)、領域(力学、電磁気学など知識がカバーする範囲)、粒度(存在物を切り分ける大きさ)、範囲(世界の中から注目する部分を切り取る大きさ)の軸で分類した。
次に本研究では、フィジカル・フィーチャー収集のためのツールを作成した。フィジカル・フィーチャーとは、機械設計に用いられる物理現象と、それを起こさせるのに必要な属性の組である。フィジカル・フィーチャーは機械の機能と構造とを関連づけるものとして、特に機械の概念設計段階の知識の表現に適する。本研究では機械の機能、挙動、構造を一般的に表現するシステムSYSFUND(System for Functional Design)を開発し、それを用いてフィジカル・フィーチャーを収集した。
最後に本研究では、設計知識の共有化のためのデータベース環境を開発した。フィジカル・フィーチャーのデータベースは、対象とする物理現象の種類を増やすと大規模なものになり、個人のデータベースを超えた共有データベースの考え方が必要になる。本研究ではオブジェクト指向データベースを共有のためのデータベースとして用い、必要に応じて個人のデータベースにフィジカル・フィーチャーを取り込める環境を構築した。

報告書

(3件)
  • 1993 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (15件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (15件)

  • [文献書誌] Tomiyama,T.: "A CAD for Functional Design" Annals of the CIRP. 42. 143-146 (1993)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1993 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 冨山哲男: "設計の知能化" 精密工学会誌. 59. 1761-1766 (1993)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1993 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Tomiyama,T.: "Human Aspects in Computer Integrated Manufacturing" Olling,G.J.and Kimura,F.(eds.)North-Holland, 12 (1992)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1993 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Tomiyama, T.: "A CAD for Functional Design" Annals of the CIRP. Vol.42. 143-146 (1993)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1993 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Tomiyama, T.: "Intelligence of Design" Journal of Precision Machinery Engineering. Vol.59(in Japanese). 1761-1766 (1993)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1993 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Tomiyama, T.: "Systematizing Design Knowledge for Intelligent CAD Systems" Olling, G.J.and Kimura, F.(eds.) : Human Aspects in Computer Integrated Manufacturing, IFIP Transactions B-3, North-Holland. 237-248 (1992)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1993 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Tomiyama,T.: "A CAD for Functional Design" Annals of the CIRP. 42. 143-146 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 冨山 哲男: "設計の知能化" 精密工学会誌. 59. 1761-1766 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] Tomiyama,T.: "Human Aspects in Computer Integrated Manufacturing" Olling,G.J.and Kimura,F.(eds.) North-Holland, 12 (1992)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 梅田 靖・小池 雄一・佐藤 隆 冨山 哲男・吉川 弘之: "対象モデルに基づく定性物理を用いた故障診断" 精密工学会誌. 58No4. 720-726 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 武田 英明・冨山 哲男・吉川 弘之: "設計過程の計算可能モデルと設計シミュレーション" 人工知能学会誌. 7No5. 877-887 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 武田 英明・濱田 進・冨山 哲男・吉川 弘之: "設計実験における実験方法の検討と作図過程の分析" 精密工学会誌. 58No11. 1849-1854 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 下村 芳樹・梅田 靖・冨山 哲男・吉川 弘之: "事例推論の修復戦略への適用" 精密工学会誌. 59No1. 77-82 (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] T.Tomiyama,H.Hiroyuki,and T.Kiriyama: "Comceptual Design of Mechanisms:A Qualitative Physics Approach" “Concurrent Engineering:Automation,Tools,and Techniques"in A.Kusiak(ed.). 131-152 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] T.Kiriyama,T.Tomiyama,and H.Hiroyuki: "Qualitative Reasoning in Conceptual Desingn with Physics Features" “Recent Advances in Qualitative Physics",in B.Faltings and P.Struss(eds.). 375-386 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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