研究課題/領域番号 |
04452203
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
電子機器工学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
西原 浩 大阪大学, 工学部, 教授 (00029018)
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研究分担者 |
裏 升吾 大阪大学, 工学部, 助手 (10193955)
栖原 敏明 大阪大学, 工学部, 助教授 (90116054)
春名 正光 大阪大学, 工学部, 助教授 (20029333)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
7,100千円 (直接経費: 7,100千円)
1993年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1992年度: 5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
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キーワード | 光記憶 / 超分解能 / 光集積回路 / 光ディスク / 光メモリ |
研究概要 |
本研究は光メモリの読出しデバイスに光集積回路技術と超分解能の技法を適用して将来の光メモリのための高性能デバイスの実現可能性を追求することを目的とした基礎研究である。得られた成果は以下のとおりである。 1.光集積ヘッドの超分解特性の理論解析を行い、読出し特性シミュレーションの技術を確立した。 2.超分解能光集積へッドの理論性能を明らかにするとともに、デバイスの最適設計法を明らかにした。 3.並列情報読み取り用光集積デバイスにおける超分解能化の可能性について理論的考察を行った。 4.プロトタイプデバイスとして光源分離型光集積ヘッドを試作・評価して、基本的な読出し特性を確認した。 5.プロトタイプデバイスを変形した共焦点走査型顕微鏡用読出しヘッドを提案し、作製デバイスで光学実験を行い、本研究の集積デバイスが超分解読出しに重要な特性である共焦点読出し特性を示すことを確認した。 6.各種の材料の導波路型高調波発生デバイスの理論解析を行って光メモリ応用への適合性を検討し、実際にLiNbO_3導波路疑似位相整合第2高調波発生デバイスを設計・試作し、Ti:Al_2O_3レーザや半導体レーザを一次光源とした実験で良好な出力光スポットと高い規格化効率が得られることを実証した。 7.光メモリへの書込みヘッドの光集積回路化に必要な光変調デバイスの材料として電気光学効果ポリマーをとりあげてその特性を検討し、これを用いた導波型集光スポット変調デバイスの構成を提案し、プロトタイプデバイスを試作して実験によりその可能性を示した。 8.将来の半導体レーザ光源と読出し光学系の全モノリシック集積化の可能性を追求するため、AlGaAs導波路を用いたグレーティング素子の設計・試作・評価を行い、実現可能性を示した。
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