研究課題/領域番号 |
04452211
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
計測・制御工学
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研究機関 | 九州工業大学 |
研究代表者 |
熊丸 耕介 九州工業大学, 情報工学部, 教授 (30037949)
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研究分担者 |
五反田 博 近畿大学, 九州工学部, 助教授 (10153751)
内野 英治 九州工業大学, 情報工学部, 助教授 (30168710)
井上 勝裕 九州工業大学, 情報工学部, 助教授 (00150516)
平城 直治 九州工業大学, 情報工学部, 教授 (30038559)
山川 烈 九州工業大学, 情報工学部, 教授 (00005547)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
7,100千円 (直接経費: 7,100千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1992年度: 5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
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キーワード | 故障診断 / モデリング / パウメータ推定 / 非線形システム / システム同定 / ニューラルネットワーク / 火力発電プラント / 知識情報 / パラメータ推定 / ファジ-推論 / ファジー推論 |
研究概要 |
本研究では、パラメータ変動を伴うダイナミックシステムの知識支援型モデルベース故障診断法の開発に取り組み、以下の研究成果をえた。 1。短時間同定法の開発並びにその故障診断及び適応制御への応用 非線形連続時間システムの時変パラメータを短時間の入出力データによりオンライン推定できる短時間同定法(SANQ法)を開発した。この同定法は、対象システムをモデル化するシミュレーターのパラメータ調節に基づいた手法であり、予期せぬシステム構造パラメーターの変動に起因した故障の検出・同定のみならず、未知時変システムの適応制御にも適用できる。本法の有効性は、火力発電プラントやサーボ駆動システムの故障診断や制御応用を通して確認された。 2。知識支援型モデルベース故障診断法に関する研究 カルバック識別情報量規範により検出されたシステム変動が、故障に依るものか単なる正常変動であるかを判断するため、システム運転モードや故障特性に関する知識情報を取り込んだニューラルネットワーク学習機構を構築した。この知識支援型診断法の有効性は、適応制御の下で運転されている2次振動系の故障診断シミュレーションにより確認された。 3。モデル化誤差にロバストなモデルベース故障診断法に対する考察 モデルベース故障診断法の実用化を目指して、非線形システムの一般的モデリングとして準線形構造モデル化(Quasi-ARMAX Modeling)とそのロバスト同定法を提案し、不確定性を持つ診断対象システムに対する新しいモデル化誤差の評価法を取り込んだロバスト故障検出手法を構築した。
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