研究課題/領域番号 |
04452299
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
衛生学
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研究機関 | (財)労働科学研究所 |
研究代表者 |
木村 菊二 財団法人労働科学研究所, 副所長 (90072644)
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研究分担者 |
花岡 知之 財団法人労働科学研究所, 労働衛生病理学研究部, 主任研究員 (00228503)
伊藤 昭好 財団法人労働科学研究所, 労働衛生病理学研究部・室長, 主任研究員 (30151492)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1993年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1992年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 粉じん測定 / 粉じんの粒度 / 粉じん濃度の変動 / 粉じん濃度の自動測定 / 粉じん対策 / 浮遊粉じん / 粉じんの時間変動 / 濃度変動 |
研究概要 |
前年度に作製した2チャンネルの連続記録方式の粉じん計を用いて研磨作業場、電気溶接作業場、印刷作業場(紙粉)などにおいて測定を試みた。一連の測定時間は10分〜30分程度とした。 研磨作業ではグラインダーの研磨盤と研磨する品物と接する角度の違いによって、切削剥離された粒子の飛散方向が異なり、粒度分布にも違いが認められた。これらのデータをもとに適切な研磨の方法、吸じんフードの位置や大きさなどについて、その場で、作業者の意見も交えて検討を行った。 また、一連の研磨時間が5分ほどの作業における測定の例では、研磨の開始直後には、研磨によって発生した粉じんをフード内へほぼ完全に吸引しており、粉じん濃度にもほとんど変動は認められなかった。3分ほど経過した時点から粉じん濃度に上昇が認められ、粗大粒子の割合も高くなった。研磨部位を調べてみると、研磨が進にしたがって、切削によって飛散する粉じんの方向が変わってフード内に吸引されないことが分かった。その場でフードの位置などの検討を行った。 電気溶接作業では、粉じんの濃度の変動は著しく大きいが、そのほとんだが微細粒子であった。また、印刷作業場の紙粉は粗大粒子がほとんどであった。 発じんの現場で、防じん対策ありかたを検討することは重要なことであり、その場で得られたら、粒度別粉じん濃度の時的変動のデータは防じん対策を策定する上で有用な試料となった。
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