研究課題/領域番号 |
04452309
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
プラズマ理工学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
糟谷 紘一 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 助教授 (30029516)
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研究分担者 |
渡辺 正人 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 助手 (20251663)
堀岡 一彦 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 助教授 (10126328)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
7,100千円 (直接経費: 7,100千円)
1993年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1992年度: 5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
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キーワード | イオンビーム・プラズマ相互作用 / 多荷電離の衝突断面積 / 高密度イオンビーム発生 / 高密度プラズマ標的 / レーザ照射イオン源 / リチウム・ビーム / エキシマー・レーザー / ビーム・モード特性 / 多価電離の衝突断面積 / ガスパフ・ピンチ放電 / CR39粒子飛跡検出器 / モンテカルロ・シミュレーション / レーザー照射イオン源 |
研究概要 |
パルスパワー・ダイオードにより高密度リチウム・イオンビームを発生し、オリフィスやエネルギー分析器を通して空間・時間・エネルギー的に基準となるビーム成分のみを引出し、各種のプラズマ或はレーザー光照射により別途生成する高密度プラズマ中に打ち込み、1価或は多価からより多価のイオンへの変換過程の衝突断面積などを実験的に求める方法がある。 そこで本研究では、これらに関連する要素技術の開発の観点から、ビーム・プラズマ相互作用研究用小型装置の設置、パッシ-ブ陽極を用いる従来法によるリチウムをはじめとする各種大電流パルス・イオンビームの発生、比較的軽いイオンビームの種類と限定エネルギー領域選別法、アクティーブ陽極を用いるイオン・ダイオードの陽極プラズマ供給法としてのレーザー生成プラズマの研究、関連諸計測法の開発などを試みた。先ず始めに、全体システムの構成を検討し、各部装置を組み込むためのビーム・プラズマ相互作用システムの設計と製作を行った。次に、現有のパルスパワー装置と沿面放電を陽極プラズマ生成源とする軸対称形のビーム引出し型磁気絶縁リチウム・ダイオードを用いて、比較的高密度・高輝度のリチウム・イオンビームを発生した。次に、炭化水素陽極より発生直後のリング状ビームの一部を、磁場と電場を同時に用いるビーム切り出し装置に導き、所望の限定した価数と微小エネルギー領域の高純度ビームを切り出した。イオン・ダイオードにより発生できるリチウム・イオンビームは、主に1価のものであるから、1価から多価へ断面積を対象としている。したがって、より多価のイオンビームを得るためには別の方法を考える必要があった。そこで、2あるいは3価から他の価数への断面積を測定する場合を想定し、陽極プラズマのレーザー照射生成実験を行った。同時に、使用する各種エキシマー・レーザーの諸特性についても詳しく調べた。
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