研究課題/領域番号 |
04452311
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
プラズマ理工学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
曄道 恭 京都大学, 理学部, 助教授 (50025384)
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研究分担者 |
中村 正彦 大阪工業大学, 助教授 (50172440)
花田 和明 京都大学, 理学部, 教務職員 (30222219)
前川 孝 京都大学, 理学部, 助手 (20127137)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
6,700千円 (直接経費: 6,700千円)
1993年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1992年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
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キーワード | テアリング不安定性 / プラズマ崩壊 / 電子サイクロトロン加熱 / 低域混成電流駆動 / トカマク / 電子サイクロトロン電流駆動 |
研究概要 |
1.WT-3トカマク(大半径65cm、小半径20cm、最大トロイダル磁場1.75T)で実験を行った。安全係数qa=2.7〜3.1の範囲のオーミック加熱放電において、テアリング不安定性が定常的に励起されている。磁気計測によると周波数は約10kHz、ポロイダルモード数m=2/トロイダルモード数n=1であった。 2.多数の軟X線カメラによりプラズマを同時観測し、コンピュータトモグラフィ(CT)法により断層像を再生し、不安定性の構造と動的振舞いを調べた。それによると、内側(r/a=0.3)にm=1/n=1のモードが、より外側にm=2/n=1のモードが存在し、内側のモードは外側のモードのちょうど2倍の角速度で電子の反磁性ドリフト方向に回転していた。また、両者の相対的な配置はいつでも一定で、それは、両者が2本のフィラメント電流により記述できると近似した場合、フィラメント電流が力学的に平衡かつ安定である配位であった。 3.ジャイロトロン(56GHz、200kW)で発生したミリ波を異常波モードでプラズマに入射し、第2高調波サイクロトロン共鳴による局所的な電子加熱を行い、テアリング不安定性の制御を試みた。第2高調波共鳴層をq=1面、あるいはq=2面に置いたとき、不安定性は抑制された。共鳴層をこの両者の間に置いた時、不安定性はすこし強められた。 4.任意型の大電力位相設定器を使用し、種々のパワースペクトルで低域混成波を入射し、テアリング不安定性に対する影響を調べた。位相差π/2の順方向入射スペクトルの場合、テアリング不安定性が抑制された。逆方向位相(-π/2)の場合は抑制効果がきわめて弱かった。
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