研究課題/領域番号 |
04453029
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
有機化学一般
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
向山 光昭 東京理科大学, 理学部, 教授 (60016003)
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研究分担者 |
小林 修 東京理科大学, 理学部, 助教授 (50195781)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
7,200千円 (直接経費: 7,200千円)
1993年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
1992年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
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キーワード | 酸性触媒 / カルボン酸エステル / スルフェニル化反応 / グリコシル化反応 / 1,2-シス-グリコシド / 2-アミノ糖 / ルイス酸触媒 / 触媒的フリーデルクラフツ反応 / 触媒反応 / エステル化 / チオエステル / 芳香族ケトン / 対イオン |
研究概要 |
本研究では、新しい酸性活性触媒の開発とそれを用いる以下に示す高効率かつ高選択的合成反応の開発を行った。 1.触媒量の四塩化チタンとp-トリフルオロメチル安息香酸無水物の存在下、弱い求核剤であるアニリンとカルボン酸シリルエステルからカルボン酸アニリドを高収率で得ることができた。 2.四塩化ケイ素と過塩素酸銀から調製される活性触媒の存在下、カルボン酸あるいはカルボン酸シリルエステル、p-トリフルオロメチル安息香酸無水物、芳香族化合物間のFriedel-Crafts反応が円滑に進行することを見い出した。 3.五塩化アンチモンと六フッ化アンチモン酸銀から調製される活性な酸性触媒を用い、芳香族化合物の有機ジスルフィドによるスルフェニル化反応を実現した。 4.活性な有機触媒であるトリチル塩の存在下、転位を伴うオキシランとシリル化求核剤による炭素-炭素、炭素-酸素結合生成反応を開発した。 5.四塩化スズと銀塩から調製される酸性触媒を用いる2-アミノ糖の立体選択的グリコシル化反応を開発した。 6.酸化チタンとトリメチルシリルトリフラートから成る新しい触媒を用いることにより、これまで極めて困難とされてきたアラビノースの1,2-シスグリコシル化反応を、高い選択性をもって達成することができた。
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