• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

花バスの観賞に関する実験的研究

研究課題

研究課題/領域番号 04454049
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 園芸・造園学
研究機関東京大学

研究代表者

渡辺 達三  東京大学, 農学部, 助教授 (90073220)

研究期間 (年度) 1992 – 1994
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
1993年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1992年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード花バス / 観賞 / 観察 / 観賞の深化 / 観賞の変化 / 学習効果
研究概要

花バスは“仏花"等として,ある種のイメージが埴えつけられ,人々の観念の中のハスは現実のそれとかなりかけ離れた存在となっている。そのようなハスに対し,人々が現実の姿に接したとき,それまで抱いていたイメージとの間のギャップをどう埋め,調整し,どのような観賞内容に達していくかといった「観賞」についての学習効果等をみるための研究である。
昨年と同じメンバーに「ハスモニター」を委嘱し,東京大学農学部附属緑地植物実験所において,一定期間をおいて,3回,ハスを観察・観賞し,その都度アンケートに答えてもらう方法で実験を実施した。得られた結果はつぎのようである。
1.本年では,ハス観賞前に抱いていたイメージと実際に観賞した後のそれとの間の乖離の度合いは,昨年の場合にくらべ著しく小さくなっている。それは,昨年の学習により,ハスのイメージがより現実のものに即するものとなっていることによるものとみられる。
2.ハスの観賞内容には,第1回目から2回目では変化がみられたが,第2回目から3回目ではほとんど変化がみられなかった。
3.本年では,昨年の場合にくらべ.ハスの観賞の変化は,第1回目から2回目,第2回目から3回目のいずれにおいても小さくなっていた。
4.ハス観賞の深化,学習効果をみるため,実際に観察したハスの花色を,カラーコピー機上で模式化し再現した類似のものから選び出すという実験を行ったが,有為な結果は得られなかった。今後の課題としたい。

報告書

(2件)
  • 1993 実績報告書
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 渡辺 達三: "ハスの魅力" 植物春秋. 31(7). 2-3 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 渡辺 達三: "楽翁公の蓮譜『清香譜』について" 松平 定信公. 1992年. 1-9 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

URL: 

公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi