研究課題/領域番号 |
04454094
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
水産学一般
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
谷口 順彦 高知大学, 農学部, 教授 (20036742)
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研究分担者 |
関 伸吾 高知大学, 農学部, 講師 (20216518)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
1994年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1993年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1992年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
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キーワード | アユ / クローン魚 / DNAフィンガープリント / 形質評価 / ゲノム操作 / 雌性発生2倍体 / 量的形質 / environmental variance |
研究概要 |
本研究の目的は、ゲノム操作魚の遺伝的特性を表す理論を構築し、雌性発生魚およびクローン魚を用いて各種形質の特性を解明することにある。供試魚として、海産系アユ野性集団から第2極体放出阻止型雌性発生2倍体、第1卵割阻止型雌性発生2倍体およびクローン魚の作出を試み、それら仔稚魚の作出に成功した。これらの供試魚を用いて、個体識別・親子鑑定・クローン系統の識別に有効なDNAフィンガープリント法の簡便化のため非RI法およびRAPD-PCR法を採用し、その有効性を確認した。対照2倍体のDNAフィンガープリントは個体特異的であった。一方、RAPD-PCR法の泳動像についてはクローン魚はすべての切断片を共有していることが確認され、クローンの作出の成功が証明された。卵割型雌性発生2倍体では、完全ホモ化にともないバンド数が減少し、遺伝子型の分離によりBSI値が低下することが確認された。クローン魚を用いて、量的諸形質の遺伝率を推定するため、形態的、生理的、生態的形質を個体別に測定した。遺伝分散推定のため、混合飼育したクローン群の測定値にもとずき、表現分散および変動係数を算出した。クローン群において遺伝変異のレベルの高い形質と低い形質が識別された。
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