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園芸ハウス土壌の生産持続限界と管理モデルに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 04454101
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 農業気象・生物環境制御学
研究機関筑波大学

研究代表者

山口 智治  筑波大学, 農林工学系, 講師 (40015839)

研究分担者 安部 征雄  筑波大学, 農林工学系, 助教授 (70015808)
研究期間 (年度) 1992 – 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
6,300千円 (直接経費: 6,300千円)
1994年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1993年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1992年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワードハウス土壌 / 土壌イオン / 塩類集積 / 塩類捕集 / 生産持続限界 / 管理モデル
研究概要

施設園芸においては,露地とは異なる降雨遮断型の環境下で多肥料投入・連作状況にある施設特有の土壌障害が生じている。本研究はこれに対処するための土壌生産持続限界を評価する管理モデルの策定を目的として行われた。栽培利用経過年数の異なる野菜栽培温室土壌について,(1)イオンクロマトグラフィーによる土壌水溶性イオンの定量分析,(2)原子吸光光度法による土壌中Ca,Mg,および炎光光度法によるKの分析とこれらからのCaO,MgO,K_2Oの定量計算,(3)ハウス土壌表層における塩類集積対策に関する実験的検討,および(4)以上の研究結果について総合報告書としてのとりまとめを行った。
ハウス土壌の化学性分析より,(1)EC値,Ca^<2+>,Mg^<2+>,K^+の陽イオン,SO_<4->^<2->,NO_3^-,Cl^-の陰イオンと土壌の栽培利用年数との間に高い相関があり、分散分析の結果,各々の成分につき5%水準で有意な差がみられた。(2)また,陽イオン分析値と塩類集積の主対象である肥料成分CaO,MgO,K_2Oの計算値との間にも高い相関が認めらた。これらEC,陽イオン,陰イオン,肥料成分集積量について栽培利用期間における年変化量を求め,塩類の浸透作用と特定イオン作用の観点からハウス土壌の利用可能年数の推定を試みた。(3)ハウス土壌表層に集積する塩類について,開発した塩類捕集シートを用いて実験室レベルおよび実際の温室条件下での塩類捕集試験を行った。これにより捕集シート利用時の土壌内水分分布状態ならびに塩類の集積・捕集機構が明確にされ,かつ開発した塩類捕集シートが土壌の塩類集積対策の一つとしてと有効であることが明らかになった。(4)以上の成果を研究報告書としてとりまとめた。

報告書

(4件)
  • 1994 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1993 実績報告書
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (11件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (11件)

  • [文献書誌] 山口智治,安部征雄: "栽培利用年数を異にするハウス土壌の物理性について(仮題)" 農業施設. (発表予定).

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 山口智治,安部征雄: "土性および乾燥環境条件による塩類捕集シートの効率(仮題)" 農業施設. (発表予定).

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 山口智治,安部征雄: "栽培利用年数を異にするハウス土壌の化学性について(仮題)" 農業施設. (発表予定).

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] T.Yamaguchi, Y.Abe et al.: "On the Changes of Chemical Components of Ggreenhouse Soils depending on Ageing." J.of Aric.Structures, Japan. (under preparation).

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] T.Yamaguchi, Y.Abe et al.: "On the Changes of Physical Components of Ggreenhouse Soils depending on Ageing." J.of Aric.Structures, Japan. (under preparation).

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] T.Yamaguchi, Y.Abe et al.: "Efficiency of Salt-Capture-Sheets influenced with the the Composition of Soil and Drying Environment." J.of Aric.Structures, Japan. (under preparation).

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 山口智治,安部征雄: "栽培利用年数を異にするハウス土壌の化学性について(仮題)" 農業施設. (発表予定).

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 山口智治,安部征雄: "栽培利用年数を異にするハウス土壌の物理性について(仮題)" 農業施設. (発表予定).

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 山口智治,安部征雄: "土性および乾燥環境条件による塩類捕集シートの効率(仮題)" 農業施設. (発表予定).

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 山口 智治: "土壌表層に集積する塩類の捕集法" 平成5年度日本沙漠学会講演要旨集.

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 山口 智治: "乾燥地・半乾燥地における土壌環境計測装置の開発と利用" 平成5年度日本沙漠学会講演要旨集.

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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