研究課題/領域番号 |
04454149
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
薬理学一般
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
谷山 紘太郎 長崎大学, 医学部, 教授 (70030898)
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研究分担者 |
山下 樹三裕 長崎大学, 医学部, 助手 (50192399)
片岡 泰文 長崎大学, 医学部, 講師 (70136513)
丹羽 正美 長崎大学, 医学部, 助教授 (20136641)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
6,900千円 (直接経費: 6,900千円)
1993年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1992年度: 5,700千円 (直接経費: 5,700千円)
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キーワード | 遺伝子移入再構成系 / アフリカツメガエル卵母細胞 / 血管作動性腸管収縮物質 / エンドセリン受容体 / 受容体の脱感作 / 百日咳毒素感受性GTP結合蛋白質 / Ca^<2+>依存性Cl^-チャネル / プロテインキナーゼC / γ-アミノ酪酸 / GABA_B受容体 / アセチルコリン遊離 |
研究概要 |
腸管に存在する生理活性物質の血管作動性腸管収縮物質(vasoactive intestinal contractor,VIC)は強力な血管収縮物質であるエンドセリン(ET)の一種で、そのメッセンジャーRNA(mRNA)の発現が腸管でのみ証明されているペプチドである。本研究はVIC、受容体の局在、性質を解析したものである。モルモット摘出腸管にVICを適用すると、腸管はET類(ET-1,ET-2,ET-3)と同様に、一過性の弛緩の後に収縮を起こした。この収縮はVICの腸管平滑筋細胞への直接作用とコリン作動性神経への作用とによっていることが明らかになった。VICの平滑筋直接収縮作用はET類の脱感作後に発現しなくなったが、ACh遊離促進作用はET類の脱感作後にも発現したことからコリン作動性神経上にあるVIC受容体はET受容体(ET_A,ET_B)とは異なる、VICに特異的な受容体であると考えられた。次にラット腸管から抽出したmRNAをアフリカツメガエル卵母細胞に移入することによって、その卵母細胞においてET類には反応せずVICにのみ反応する受容体の発現に成功した。膜電位を固定したmRNA移入卵母細胞においてVICは内向き電流を発生し、この電流は細胞内のCa^<2+>をキレートすることによって消失し、また、Cl^-平衝電位に膜電位を固定すると発生しなくなったことから、Ca^<2+>によって活性化されるCl^-電流であることが明らかになった。次にmRNA移入卵母細胞を百日咳毒素で処理すると、VICに対する反応が発現しなくなったことから、VIC受容体は百日咳毒素感受性のGTP結合蛋白質と共役したものである。
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