研究課題/領域番号 |
04454163
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
医化学一般
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研究機関 | 国立循環器病センター |
研究代表者 |
田辺 忠 国立循環器病センター研究所, 薬理部, 部長 (60025624)
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研究分担者 |
原 俊太郎 国立循環器病センター研究所, 薬理部, 室員 (50222229)
井上 裕康 国立循環器病センター研究所, 薬理部, 室長 (40183743)
横山 知永子 国立循環器病センター研究所, 薬理部, 室長 (90200914)
宮田 篤郎 国立循環器病センター研究所, 薬理部, 室員 (60183969)
井原 勇人 国立循環器病センター研究所, 薬理部, 室員 (00223298)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
6,600千円 (直接経費: 6,600千円)
1994年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1993年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1992年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | 脂肪酸 / 代謝 / アラキドン酸 / プロスタグランジン / シクロオキシゲナーゼ / プロスタサイクリン / 遺伝子 / 発現 / ジクロオキシゲナーゼ / トロンボキサン / アセチルCoAカルボキシラーゼ |
研究概要 |
脂肪酸とその誘導体の代謝調節機構を解明する目的で、脂肪酸生合成律速酵素アセチルCoAカルボキシラーゼ(ACC)と、アラキドン酸から作られ循環器の生理に重要なトロンボキサン(TX)とプロスタサイクリン(PGI)の生合成に関与する3つの酵素-シクロオキシゲナーゼ(COX)、TX合成酵素、PGI合成酵素に関する分子生物学的研究を行い、以下の成果を得た。1.これまで不明であったヒトACCの遺伝子構造を明らかにするため、cDNAの蛋白質翻訳領域(約7Kb)をクローン化し、ほぼ90%の塩基配列を決定した。現在、全構造の決定を試みている。2.炎症への関与が注目されているCOXの新アイソザイムCOX2の発現調節機構を明らかにするため、ヒト酵素遺伝子の全塩基配列8.3kbを決定し、さらにU937細胞を用いて遺伝子のプロモータ領域の解析を含め発現調節機構の解析を行った。ヒトCOX2遺伝子は、9番染色体に存在するCOX1とは異なり、1番染色体に存在し、10個のエキソンから構成されていた。また、LPSによるCOX2の劇的な誘導には、cAMP応答配列の役割が重要であった。3.TX合成酵素の発現調節機構を調べるため、遺伝子をクローニングした。ヒト酵素遺伝子は、100kb以上で、13個のエキソンからなり、7番染色体に存在した。HEL細胞におけるTX合成酵素遺伝子のTPAによる誘導は、mRNAの安定化に起因していた。4.PGI合成酵素のcDNAクローニングのため、酵素をウシ動脈より精製し部分アミノ酸配列を決定した。これを基に培養内皮細胞からcDNAをクローニングし、500アミノ酸残基から成るウシ酵素の1次構造を決定した。次いで、ヒト酵素の構造を決定し、組織におけるPGI合成酵素遺伝子の発現を調べた。また、IL-1、IL-6、TNFなどの炎症性サイトカインにより遺伝子発現が誘導されることを明らかにした。
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