研究課題/領域番号 |
04454169
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
病態医化学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
成宮 周 京都大学, 医学部, 教授 (70144350)
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研究期間 (年度) |
1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
8,300千円 (直接経費: 8,300千円)
1992年度: 8,300千円 (直接経費: 8,300千円)
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キーワード | プロスタグランジン / EP_2受容体 / EP_3受容体 / トロンボキサン受容体遺伝子 |
研究概要 |
プロスタグランジン(PG)は、特有の5員環を有する一群のアラキドン酸酸素添加代謝産物であり、生体内で多彩な生理活性を発揮している。この作用は細胞膜上にある各PGに特異的な受容体によって発現されている。本研究で一昨年および昨年我々が明らかにしたトロンボキサン(TX)受容体とPGE受容体EP_3サブタイプの構造をもとに以下の実験を行い、PG類の受容体の構造および情報伝達機構について研究を行った。 1.マウスPGE受容体EP_2サブタイプのcDNAクローニング。上記のPGE受容体EP_3サブタイプのクロンをプローブとしてマウス各組織・細胞のcDNAライブラリーでホモロジースクリーニングを行った。これにより1個の陽性クロンを得、解析の結果これがマウスPGE受容体のEP_2サブタイプをコードしていることが判明した。この受容体はGs蛋白質に連関し、cAMPレベルの上昇を起す。発現は回腸、肺、胸腺、脾臓、心臓、子宮で強く認められた。 2.ウシ副腎におけるPGE受容体EP_3サブタイプのcDNAクローニングとその情報伝達。上記のPGE受容体EP_3サブタイプのクロンをプローブとして、ウシ副腎のcDNAライブラリーでホモロジースクリーニングを行った。これにより4個の陽性クロンを得、解析の結果これらはそのリガンド結合の特異性からすべてEP_3受容体に属し、その構造はC末端のみに差があることが判明した。これらの受容体は、連関するG蛋白質への特異性や、そのG蛋白質との連関の効率に差が認められ、従来報告されている副腎におけるEP_3受容体を介する情報伝達経路が複数存在するという結果を説明するものと考えられた。 3.ヒトTX受容体遺伝子のクローニング.ヒトゲノムDNAライブラリーでTX受容体遺伝子の解析を検討中である。
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