研究課題/領域番号 |
04454221
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
公衆衛生学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
丸井 英二 東京大学, 留学生センター, 教授 (30111545)
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研究分担者 |
中井 里史 東京大学, 医学部, 助手 (70217644)
金子 俊 立教大学, 教育学部, 教授 (90086786)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1993年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1992年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 留学生 / 食生活 / 健康 / 適応 / 文化 / ストレス |
研究概要 |
本研究では、異なる文化からわが国へ勉学のために来日した留学生たちが、母国の食生活から日本的食生活へと適応することができるかについて、すでに何年かをわが国で過ごした留学生による回顧的研究を基礎に、来日した留学生について追跡的調査を実施し、健康に関する広い視野から食生活への適応について考察し、今後の留学生の具体的な生活指導に資することを目的としている。 初年度は、留学生実数が多く、わが国と文化的背景も近い韓国からの留学生で首都圏の大学に在学するもの約200名について、質問紙法により属性、身体状況、健康状態および母国での食事と現在の食生活など63項目について調査を実施した。 第2年度は初年度の質問紙にもとづき、私立大学に在学する32名の外国人留学生(台湾6名、中国4名、韓国3名、マレーシア2名、ペル-1名、アメリカ1名)について追跡的調査を行なった。この両年度の調査により、学部留学生と大学院留学生の間の生活の差異が著しいことが指摘された。 最終年度は、従来の食生活と健康状態についての調査から、生活全般へとやゝ広がりのある調査へと移行した。出身本国で勉学を続ける大学院生とわが国に来日し学んでいる大学院留学生との比較研究を、韓国人学生を対象として調査を行った。食生活をとりまくストレスは、背景文化が類似しているように見える韓国からの留学生でも大きく、障害となっていることが見出された。 この分野は留学生の増加とともに一層、重要となるので、今後さらに研究を継続していくことが必要である。
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