研究課題/領域番号 |
04454237
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
内科学一般
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
鎌谷 直之 東京女子医科大学, 医学部, 助教授 (00114447)
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研究分担者 |
山中 寿 東京女子医科大学, 医学部, 講師 (10166754)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
6,600千円 (直接経費: 6,600千円)
1993年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1992年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
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キーワード | プリン代謝 / 尿酸 / 腎不全症 / 突然変異 / 日本人 / 痛風 / 腎不全 / コンピュータ |
研究概要 |
プリン代謝の最終産物は尿酸である。高尿酸血症を伴う慢性腎不全症がいくつか知られている。我々は、それらの疾患の原因遺伝子を検索することを試みた。まず、家系の多くの構成員よりB細胞株を樹立し、DNAを抽出した。それらを用いて、サザーンブロットによる連鎖の解析を行った。現在、adult polycystic kidney diseaseの原因遺伝子の近傍(第16番染色体短腕)を始め、多くの染色体で連鎖を除外できているものの最終的に連鎖をする多型を決定していない。いくつかの可能性が残っており、それらはいずれも完全に連鎖が否定できない状態である。今後は、さらに情報を増やし、最終的に遺伝子座を決定する予定である。一方、慢性腎不全症を来たすプリン代謝の酵素欠損症APRT欠損症については遺伝子分析を始め、大きな進歩が得られた。まず、本疾患は以前考えられたよりはるかに頻度の高い疾患であることがわかった。現在までの本症例の世界の全報告例は181であるがこのうち105は我々の診断した症例である。即ち、世界全報告例の58%を我々が診断している。これは、我々が本疾患のタイプ2の病態を始めて見いだし、その確定診断法を発表しているため、担当医がそれによる診断を我々に依頼したためである。この内、ほとんどの突然変異を同定ししかもその簡便な遺伝子診断法を作ることができた。以前我々の開発した方法は、PCRとASO(allele-specific oligonucleotide)hybridizationを用いた方法であったが、今回、より正確なPCRとSSCP(single strand conformational polymorphism)を用いた方法を開発した。今後の研究では本疾患の突然変異がもともと日本人に存在したのか、あるいは近隣のアジアの国からもたらされたのかを調査する。
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