研究課題/領域番号 |
04454282
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
前川 喜平 東京慈恵会医科大学, 小児科, 教授 (80056613)
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研究分担者 |
大橋 十也 東京慈恵会医科大学, 小児科, 助手 (60160595)
松島 宏 東京慈恵会医科大学, 小児科, 講師 (70190460)
所 敏治 東京慈恵会医科大学, 小児科, 講師 (40112841)
伊藤 文之 (伊藤 文乏) 東京慈恵会医科大学, 小児科, 助教授 (10057010)
衛藤 義勝 東京慈恵会医科大学, 小児科, 助教授 (50056909)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
1993年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1992年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
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キーワード | Gaucher病 / 遺伝子変異 / Nerve Growth Factor / 異染性白質変性症 / 遺伝子治療 / クラベ病 / 脱髄 / レトロウイルスベクター / 呼吸鎖リン酸化反応 / ミエリン形成異常症 / 異染性脳白質変性症 / 遺伝子解析 / ゴーシェ病 / 制限酵素 / PCR法 / スプライスアクセプターサイト |
研究概要 |
遺伝子解析については、Gaucher病において、日本人特有の754Aの遺伝子変異を明かにした。しかしながら、遺伝子変異と臨床型との相関は明かではなかった。また、異染性脳白質変性症においても、日本人特有の1070Aの変異を明かにした。そして本症の遺伝子変異は、Caucasianのそれとは異なることを示した。さらにニーマンピック病の欠損酵素であるスフィンゴミエリナーゼの全長cDNAをクローニングした。治療については、異染性白質症患者の皮膚線維芽細胞を用い、レトロウイルスにアリルスルファターゼcDNAをヒト未分化神経芽細胞腫にトランスフェクションさせることにより、酵素活性を正常の約70%にまで上昇させることに成功した。またtrkAのcDNAをヒト未分化神経芽細胞腫にトランスフェクシションさせることにより、その分化誘導をきたし神経再生への可能性を明かにした。さらにGaucher病で欠損しているglucocerebrostdase-cDNAをレトロウイルスベクターに組み込みマウス骨髄細胞にトランスフェクションさせたところ効率よくしかも長期間にわたりcDNAが発現し、また酵素活性が維持できたことから遺伝子治療が本症に臨床的に応用ができることを明かにした。
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