研究課題/領域番号 |
04454323
|
研究種目 |
一般研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
消化器外科学
|
研究機関 | 昭和大学 (1993) 旭川医科大学 (1992) |
研究代表者 |
草野 満夫 昭和大学, 医学部・外科, 教授 (70091569)
|
研究分担者 |
紀野 修一 旭川医科大学, 医学部, 助手 (20234312)
山本 哲 旭川医科大学, 医学部, 講師 (50125415)
村上 雅彦 昭和大学, 医学部・外科, 助手 (70255727)
|
研究期間 (年度) |
1992 – 1993
|
研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
|
配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1993年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1992年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
|
キーワード | 肝細胞 / 肝機能補助 / 胎児肝 / 類洞 / ハイトロキシアパタイト / ハイドロキシアパタイト / 細胞外マトリックス / 肝類洞 / 肝不全 |
研究概要 |
成熟肝細胞は腹腔内移植HXA内で長期生着は得られなかったが、胎児肝組織を用いた実験においては移植1ヵ月目にHXA内に肝細胞の組織塊が得られた。 この肝組織は細胞障害もなく、また分裂、増殖能を有することも確認された。したがって、さらに長期の生体内培養を続けることにより、さらに大きな肝組織塊を内包したHXAが得られると考えられた。しかし肝細胞とHXA腔壁との接着性がなく、かつHXAの気孔率が低いため、相対的な肝組織量が少ない、腔径が広く、肝細胞索構造の構築が不十分であった。これら腔内に微小血管が増生してくることが理想的ではあったが、残念ながら観察されなかった。今後、類同様基質としてはたしてHXAが最適か等、これまで試みられているマイクロキャリア、コラーゲン膜等を含め再度検討すべき課題と考えられた。 今回の研究で、小さな肝組織を多数包含した肝機能発現UNITの可能性が確認されたことは今後、肝細胞増殖因子等の投与などのmodificationを加えることによりさらに発展させ得るものと考えられた。肝不全LECラットへの移植実験はこれら基礎的実験をさらに行った上で試みる予定で、現在LECラットへの肝細胞移植の実験に着手した。
|